あなたはオールインワン化粧品を使用したことがあるでしょうか。オールインワンとは、複数の機能をひとつにまとめたものを示します。スキンケア商品に限らず最近では、メイク用品・洗剤・衣類に至るまでオールインワンを謳う商品はさまざまなシーンでみられるようになりました。

美白ケアを始めたいという方の中には、「美白のオールインワン化粧品を用いて美白を実現したい」という方もいらっしゃると思います。しかし、「本当に美白効果があるのか」と疑っている方も多いでしょう。

結論から述べると、美白のオールインワン化粧品でも美白は可能です。ただし、オールインワンにはデメリットも存在します。アイテムの強み・弱みの両方を知った上で、オールインワン化粧品を使った美白を行うようにしてください。

オールインワン化粧品の定義とは?

「オールインワン」と謳っている商品に何か決められた定義があるのかというと、実は基準は存在しません。メーカーが「これはオールインワンです」とアピールすれば、そのアイテムはオールインワン商品になります。

化粧品のオールインワンで代表的なものといえば、「BBクリーム」と「オールインワンゲル」ではないでしょうか。

BBクリームは韓国で流行し、日本にもそのブームがやってきました。BBクリームとは美容液・日焼け止め・化粧下地・ファンデーションと4つの機能を1つにまとめたオールインワンコスメです。

BBクリームのBBとはBlemish Balmの略で「傷を修復する塗り薬」として、もともとドイツの医師が治療後の患者さんのために開発しました。

そのBBクリームが少しずつ形をかえて、今では一般女性向けのアイテムとして高い人気を誇っています。特に忙しい朝のメイクアップ時間は少しでも短くしたいものです。美容液を塗り、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションを塗っていたのがBBクリームだと一回で終了します。

最近ではBBクリームにコントロールカラー(色味補正)の機能も持ち合わせた「CCクリーム」と呼ばれるアイテムも人気があります。

このように、メイク用品のオールインワンアイテムは大変便利で機能をすぐに実感できるのではないでしょうか。

続いてオールインワンゲルについてです。

オールインワンゲルはゲル(ジェル)状でできており、基本的に化粧水・乳液・クリーム・美容液・パックまでの5つの機能を1つにまとめたアイテムです。BBクリームと比較するとオールインワンゲルの機能は使っただけではわかりにくいといえます。

なぜなら、オールインワンゲルの性状は化粧水に近いからです。

オールインワンゲルは化粧水と乳液とクリームと美容液とパックを全て混ぜ合わせてつくられているのかというとそうではありません。主に水分でできているゲル(ジェル)に少量の油と保湿成分、美容成分を加えてつくられています。

ゲルをつくるためにはゲル化剤を用います。このゲル化剤は水分を取り込み膨張して、ジェルのようなプルンとした構造をとるのですが、油との相性があまりよくありません。むしろ油を高配合するとゲル化剤の膨張能力は低下してしまい、固まらなくなってしまいます。

つまり、ゲルにはクリームのように油を高配合することができないのです。よってオールインワンゲルには化粧水・乳液・クリーム・美容液・パックの機能があるとメーカーが主張していても、実際には少し油分が多めの化粧水に美容成分が盛り込まれた商品なのです。

それでは、オールインワンゲルを使用するメリット・デメリットについてみていきましょう。

オールインワンゲルのメリット

オールインワンゲルを使用するメリットについてです。

オールインワンゲルは安い

オールインワンゲルの魅力は何といってもその安さにあるのではないでしょうか。化粧水・乳液・クリーム・美容液・パックまで全てそろえるとコストがかかってしまいますがオールインワンゲルであれば1つで済みます。プチプラ(お手頃価格)化粧品の代表的なアイテムといえます。

まだお小遣いでスキンケア用品を全て揃えられない学生さんや、お金を極力かけたくないという女性にとって強い味方になります。

しかし、コスパ(コストパフォーマンス)が高いかというとそうではありません。前述した通り、オールインワンゲルは化粧水に近いアイテムです。コストは安いですがパフォーマンスはそれなりのものであるということです。

時短スキンケアの心強いアイテム

オールインワンゲルは、小さい子どもがいるママや仕事で忙しい女性におすすめです。「時間がないからスキンケアはしない」という方は是非オールインワンゲルを使用するようにしてください。

オールインワンゲルには、さまざまな種類が存在し、アンチエイジング・シワ・美白・ニキビなど目的に合わせて選ぶことができます。オールインワンゲルであれば朝の洗顔後、夜のお風呂上りに10秒もあればお手入れが完了します。

何もスキンケアをしないでいるより、オールインワンゲルを塗るだけで未来の肌には差が生まれます。

また、普段は丁寧にスキンケアを行う方でも「今日は疲れているからスキンケアはパス」というような日もあると思います。

そのようなときに、オールインワンゲルは非常に役に立ちます。よってスキンケア化粧品を全て揃えている方にも、忙しいとき、疲れてやる気のでないときのためにオールインワンゲルを一つ常備しておくことをおすすめします。

お手入れが簡単

オールインワンゲルはお手入れが簡単です。よってスキンケア初心者、高齢でスキンケアを煩わしいと感じる方にもありがたいアイテムです。

特にスキンケア初心者の場合、塗布する際の力加減が強すぎることがあります。力加減を間違えると肌に刺激を与えて肌荒れやシミにつながる場合もあります。「肌に触る回数を減らすことができる」という意味でもオールインワンゲルは優秀なアイテムといえます。

オールインワンゲルのデメリット

続いてオールインワンゲルのデメリットについてみていきましょう。

保湿力が弱い

前述した通り、オールインワンゲルの性状は化粧水に近いです。よってオールインワンゲルのみでお手入れを完了すると、3ステップ(化粧水・乳液・クリーム)のスキンケアに比べて保湿効果が弱く、物足りなさや乾燥を感じる方も多いと思います。

オールインワンゲルでは肌に与えることのできる油分の量が圧倒的に少なくなってしまいます。よってオールインワンゲルの塗布後、余裕のある方は美容オイルやクリームを塗って油分を補うようにしましょう。

美白効果が弱い

冒頭で美白のオールインワン化粧品でも美白は可能と述べました。しかし、オールインワンゲルで与えられる美白有効成分(厚生労働省に効果を認められている成分)と3ステップの美白化粧品で肌に吸収される美白有効成分の量は単純に3倍の差が生まれてきます。

よって美白オールインワンゲルで美白効果が得られないわけではありませんが、高い効果を期待するのであれば通常の美白化粧水・美白乳液・美白クリームを用いてきちんとお手入れするようにしましょう。

しかし、コストや時間の問題で3ステップのケアが難しい場合は、美白有効成分の種類が多いオールインワンゲルを選ぶようにしましょう。美白有効成分が1種類しか配合されていないアイテムより2種類、3種類配合されている商品の方が高い美白効果を期待できます。

美白オールインワンゲルはさまざまなメーカーが販売しており、種類も豊富に存在します。デパート、薬局、インターネットなど、どこでも購入することができます。商品を選ぶ際はパッケージを確認して美白有効成分の量を比べてみましょう。

また、価格差もメーカーによって大きく異なります。訴求している機能、美白有効成分の種類、使用感、価格など全てを考慮しながら自分の肌にあったオールインワンゲルを見つけるようにしましょう。

刺激を感じやすい

オールインワンゲルは「刺激を感じやすい」という弱点があります。その理由はゲル状にするためのゲル化剤にあります。通常の化粧品アイテムにもゲル化剤は頻繁に使われているのですが、オールインワンゲルの場合はその配合量が多くなっています。

ゲル化剤は肌に塗布したあと、皮膜をつくり肌をぴったり覆います。これがツッパリ感やかゆみ、刺激に感じる方もいるので敏感肌の方はサンプル等で十分に試してから購入するようにしましょう。

まとめ

オールインワン化粧品は忙しい現代人の私たちにとっては救世主のようなアイテムです。また、節約にもつながるということでオールインワン化粧品市場は大きく成長しています。

オールインワンゲルを用いて時間もお金もかけずに美白を実現することは可能ですが、メリットだけではないということも意識するようにしてください。

またオールインワンゲルは、時間に余裕のある方には日常使いはおすすめしません。日常使いするのであれば、オイルやクリームをその後に塗布するようにしましょう。

オールインワンゲルは忙しいとき、手を抜きたいときのお助けアイテムとして置いておくようにしましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。