近年「脱毛」は非常に身近な存在になってきました。脱毛サロン、脱毛クリニックでの価格競争も進み、最近では学生でも手の届く価格にまで下がってきています。

さらに、脱毛は女性だけではなく男性が行うことも珍しくなくなってきました。脱毛サロンには「ひげ脱毛」や「胸毛脱毛」など男性用のメニューも用意されています。

脱毛にはさまざまな美容効果があるといわれています。その中でも「脱毛をすると美白効果がある」ということについては、あなたも興味深いのではないでしょうか。

「本当に脱毛には美白効果があるのか」「脱毛・除毛の種類や効果」、さらにメリットだけではなくデメリットについても詳しくみていきましょう。

脱毛とは?除毛との違いは?

脱毛とは、「毛を毛根から抜き取ること」を意味します。脱毛で毛根部分にダメージを与え、自然に毛が抜けていくようにするのです。何度も脱毛を繰り返すことで毛を作り出す細胞の数が減り、やがて毛は生えてこなくなります。

一方でカミソリでの自己処理は「除毛(じょもう)」と呼ばれます。除毛では表面部分の毛をカットしますが、数日でまた生えてきます。

脱毛は繰り返し行うことで徐々に生えてくる毛の数が減ってきますが、除毛では毛根自体にダメージを与えないため、処理をし続けない限りまた毛は生えてきます。

数日おきに生えてくるムダ毛の処理は、女性にとって面倒なものです。忙しい現代人にとって脱毛は非常にありがたい存在ではないでしょうか。

近年脱毛サロン、脱毛クリニックの数が増え続け価格競争が進んだ結果、お手頃な値段で脱毛できるようになりました。とはいえ、脱毛の種類によって価格は大きく異なります。

脱毛の種類について

脱毛の種類には大きく「レーザー脱毛」「光脱毛」「針脱毛」の3種類が存在します。それぞれの違いについて詳しくみていきましょう。

レーザー脱毛

レーザー脱毛はクリニックなどの医療機関で施術される脱毛です。波長の短い単一の光(エネルギーの強い光)を使用して熱で毛根にダメージを与えます。レーザー脱毛も光脱毛もメラニン(毛を黒くする色素。シミの原因にもなります)に反応する特殊な光を使っているため黒い毛のみが抜け落ちます。

従って、白髪や金髪など色の薄い毛には効果がありません。さらに、日焼けした肌はメラニン量が増えているため、光やレーザーに反応しやすく火傷を生じる危険があります。レーザー脱毛、光脱毛の施術を受ける際に、日焼けしていると断られることがあるのはこのためです。

レーザー脱毛は基本的に医師の管理の元、施術される必要があります。エネルギーが強い分、一回での効果も高いですが、価格も光脱毛に比べると高価になります。さらに、レーザーが当たったときの痛みも強く、麻酔を事前に使うことがあります。

光脱毛

脱毛サロンで施術しているのが光脱毛と呼ばれるものです。光脱毛は「フラッシュ脱毛」とも呼ばれます。光脱毛では主に「インテンスパルスライト」という比較的波長の長い(エネルギーの弱い)さまざまな光を組み合わせて当てることで、毛根のメラニンを刺激して毛根の細胞にダメージを与えます。

光脱毛はエネルギーの弱い光を使っているため、医師でなくても扱うことができます。最近では家庭用に開発された光脱毛機器も販売されています。

ただし、波長の長い光は一回での効果は弱くレーザー脱毛のように一回で効果が得られるわけではありません。価格はレーザー脱毛よりも安い分、時間がかかります。

そのため脱毛効果を得るには、毛の周期に合わせて定期的に通う必要があります。

毛の周期は、大きく分けて「休止期」「成長期」「退行期」の3段階あります。1サイクルは体の部位により異なりますが、だいたい2~3ヶ月といわれています。

このうちレーザーや光の吸収が高いのは、メラニン分泌量の多い「成長期」のみです。成長期以外の毛根にレーザーや光を照射しても脱毛効果はありません。従って2~3ヶ月おきに施術を行う必要があります。

また、毛の濃さによってもレーザーや光脱毛の効果は変わってきます。細くメラニン色素の薄い産毛(うぶげ)よりも、太く色の濃いすね毛の方が一回で反応するメラニンの量が異なるからです。その分ダメージも受けやすくなります。

針脱毛

針脱毛は「ニードル脱毛」とも呼ばれ、針から毛根に強い電流を流して細胞を破壊するという方法で脱毛します。レーザー脱毛や光脱毛のように光のエネルギーを使ってメラニンとその周辺の組織にダメージを与えるのではなく、毛の発生や成長を司る「毛乳頭」に直接ダメージを与えるためより確実に、永久脱毛が可能になります。

ただし、針脱毛は高度な技術が必要なため専門の医師に施術してもらう必要があり、価格も非常に高いです。毛穴ひとつひとつに電流を通すため、1本あたりあるいは時間あたりで料金が設定されていることが多く、広範囲の針脱毛は非常に時間とお金がかかります。

さらに、レーザー脱毛よりも痛みがあるため麻酔代も必要になってきます。

針脱毛のメリットとしては、「より確実に永久脱毛ができること」「メラニンに(黒色)に反応する光などを用いているわけではないので白髪や薄い色の毛の脱毛も可能であること」などが挙げられます。ただし、肌への負担がないわけではありません。針を使用するため感染のリスクや強い電流によって肌が炎症をおこすこともあります。

以上のように脱毛はコストをかけてサロンや医療機関で施術してもらうのが一般的です。コストはかかるものの、日々のムダ毛お手入れの時間を省くことができ、忙しい女性にとってはありがたいです。

続いてお金をかけずに自宅で簡単に除毛する方法についてみていきましょう。

除毛の種類について

除毛は基本的に自宅で行うのが一般的です。コストはかかりませんが、手間がかかります。

カミソリを使う方法

除毛で最も一般的といえるのが「カミソリ」を使う方法です。最も手軽にコストもかけずいつでも自己処理を行えるのが利点といえるのではないでしょうか。

しかし、カミソリでの除毛は肌を傷つけてしまいます。一般的にカミソリを使用した自己処理は浴室内で行っている方が多いと思います。肌が湿気によって柔らかく、剃りやすい状態になっています。しかし実際には、角層(肌の表面の層)ごと剥がしてしまっています。

そのためカミソリを使用した翌日、足から粉がふいて白っぽく見えたり、かゆくなったりする経験があるかと思います。その他にも傷が入って赤く炎症をおこす場合もあります。

カミソリを使用する場合は、少しでも肌への負担を減らすために、乾燥した肌に直接カミソリを当てるのではなく泡やクリームなどを肌につけてからにしましょう。

また、乾燥している肌よりも浴室で肌をある程度柔らかくした方がカミソリによる傷はつきにくくなるのですが、あまりふやかしすぎるとかえって負担が大きくなってしまいます。従って、適度に温めた肌に泡やクリームを塗布してカミソリを使うのがベストです。

除毛クリームを使う方法

除毛クリームとは、アルカリ性の成分によって科学的に毛を溶かして除毛するクリームです。気になる部分に除毛クリームを塗布して5~10分程度放置した後、洗い流すだけでムダ毛がきれいに流れ落ちます。

カミソリのように肌を傷つけることはありませんが、除毛クリームによって溶けるのは毛だけではありません。肌の細胞も一緒に溶けてしまいます。そのため、使用方法に十分気をつけ、放置時間・使用頻度を必ず守るようにしましょう。

脱色する方法

あまり一般的な方法ではありませんが、「ムダ毛を脱色して目立たなくする」という方法も存在します。黒色の毛を肌色に近い色に脱色するため遠目では目立たなくなります。しかし、近くで見ると毛は生えているうえ、触れると毛の感覚が残ります。

また、脱色するには脱色剤を使って時間を置き、洗い流すというひと手間がかかります。その上、1週間程度で新しい毛が生えてくるので労力のわりに持続時間が短いという欠点があります。また、薬剤によって肌荒れすることもあります。

除毛テープ・毛抜きなど

除毛テープや毛抜きでは物理的に毛根から毛を抜き取ってしまいます。部分的に除毛するのであれば毛抜きは手頃に行えます。

広範囲の毛を抜き取る場合は、除毛テープがおすすめです。除毛テープは「毛への粘着性を高め、肌への粘着性は弱い」という性質が利用されており、剥がしたときの痛みが軽減できるように設計されています。

とはいえ、カミソリや除毛クリーム等に比べると痛みを伴います。しかし、毛根から毛を抜き取る分、「次に毛が生えるまでの周期は他の自己処理の方法よりも長くなる」というメリットがあります。

ただし、除毛テープや毛抜きにもデメリットが存在します。それは「毛穴を広げる」ということです。毛を抜く際に力がかかるため、毛穴が開いてしまうのです。

開いた毛穴には汚れが溜まり、それが酸化することで黒ずんで見えるようになります。頻度と除毛の場所をよく考えて行うようにしましょう。

このように除毛(自己処理)の種類はいくつも存在しますが、脱毛とは違いすぐにムダ毛が目立つようになるので、頻繁に処理し続ける必要があります。その度に肌には負担がかかってしまいます。一方で、コストがかからずいつでも簡単に処理できるというメリットも存在します。

脱毛には美白効果があるって本当!?

「脱毛をすると肌が白くなった」という声をよく耳にします。果たして本当なのでしょうか。

その美白効果の根拠となるものを挙げました。

・毛穴が消える!?から

残念ながら、脱毛で毛穴が消えることはありません。

脱毛することで毛が細くなったり生えてこなくなったりするため、自然と毛穴が小さくなります。決して毛穴が消えるわけではありませんが、毛穴が目立たなくなり肌がきれいに見えるようになる効果は期待できます。

・レーザーや光によってメラニンが減る!?から

確かにレーザーや光を使ってメラニンを破壊しシミを減らすという美容施術は存在します。しかし、脱毛の目的はシミを減らす目的ではなく、ムダ毛を減らすことです。

従って、照射部分は毛穴ですのでシミに光が当たることはありません。むしろ脱毛の際、周りのホクロやシミにはシールを貼って光が当たらないようにします。これはシミやホクロが光に反応して熱を吸収し、火傷を防ぐためです。

レーザーや光を使ってシミを消したいのであれば、専用のメニューを申し込む必要があります。

・自己処理の回数を減らすことで肌への負担が減るから

これは事実です。カミソリや除毛クリーム、除毛テープを使用した自己処理は肌への負担が大きく、角層を溶かしたり剥がしたりして知らない間に肌にダメージが蓄積されています。

さらに長年ダメージを受け続けた肌は、角層を厚くして防御するようになります。角層が分厚くなると肌の再生がうまくいかず肌がくすんで見えるようになります。

また、角層が厚くなることで毛穴から毛がきちんと表面に生えない「埋もれ毛」という現象があらわれます。埋もれ毛は、皮膚の表面の下で毛が生えるため表面には黒く見えてもカミソリや除毛クリームの効果は得られません。

したがって肌が黒ずんで見えるようになります。

脱毛を始めることでこれらの自己処理の回数が減り、肌の細胞がきちんと再生され、きれいに見えることは事実です。埋もれ毛が減ることで肌のトーンアップにつながるかもしれません。また、角層が剥がれることで乾燥していた肌が脱毛を始めたことによって、ダメージが減り潤いが戻る可能性はあります。

しかし脱毛による美容効果ではなく、あくまでも自己処理の回数が減ったことによる美容効果です。脱毛には残念ながら直接的な美白効果はありません。

脱毛・除毛後のお手入れが重要!

脱毛も除毛も肌に負担がかかります。従って、その後のスキンケアが非常に重要です。脱毛・除毛後に炎症を生じた場合は、長引かせると炎症性の色素沈着(炎症が原因でできてしまうシミ)につながる可能性があります。

自己処理の後はよく冷水などで冷やしましょう。その後は肌がデリケートになっているので、敏感肌用のスキンケアあるいはあまり余計な成分が含まれていないアイテムを使用して保湿をきちんとしましょう。

紫外線対策も重要です。特に脱毛後は紫外線に敏感になっているためいつも以上にしっかりと日よけ対策を行いましょう。

まとめ

脱毛に美白効果を期待していた方は少しがっかりされたかもしれません。しかし、脱毛を始めることで自己処理の回数が減り美肌を手に入れられる可能性は高くなります。脱毛の種類・部位・期間によってかかってくるコストは大きく異なります。

「とにかく全身脱毛を!」とお金をかけなくても、パーツ毎に自分に合った種類・方法を選びましょう。脱毛と除毛のメリット・デメリットをそれぞれ知っておくことが大切です。そして美容効果などは口コミなどの情報をそのまま鵜呑みにしないで根拠をきちんと調べるようにしましょう。

脱毛も除毛もいずれにしても、その後のスキンケアは欠かせません。特に施術や処理を行った後はいつも以上に丁寧なスキンケア・紫外線対策を行って理想の肌を手に入れるようにしましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。