一昔前までは男性がスキンケアをするなんて考えられないことでしたが、最近では若い世代を中心に美容意識の高い男性が増えてきています。

矢野経済研究所が発表した「化粧品市場に関する調査(2016年)」によると男性用化粧品市場は前年度より1.6%増加した1178億円にのぼっています。特に若年層によるシェービングフォーム・ジェルの使用率が向上しているようです。今後も男性用化粧品市場は拡大していくと予想されています。

このような男性のスキンケア意識の高まりは日本だけではありません。例えば美容大国の韓国では男性のスキンケアは当たり前といわれています。また、インドでは男性の美白スキンケアが浸透しています。このように韓国やインドの男性が美容に力を入れるのには、ある理由があります。

美肌であること=エリート?!

お隣の国、韓国は「見た目を重視する社会」と言われています。就職活動のときや結婚相手を探すとき、さらには出世にまで「見た目」が影響するのです。そのため多くの人が整形し、見た目を美しく見せることにお金をつぎ込みます。女性のようにメイクをする男性もいます。従って男性がスキンケアをするのは当然の習慣なのです。

また、インドでは「肌が白いこと」がある種のステータスになります。「生活に余裕がある証」となるため、インドの男性は美白クリームを日々のケアに取り入れて白い肌を目指しています。

さらにアメリカでも見た目が社会的評価のひとつになります。肥満は「自己管理ができない人」という印象を与えます。同様に、肌がきれいであることも良い印象を与えることができます。

それでは日本は一体どうなのでしょうか。

就職活動するなら履歴書づくりよりも美肌づくり!?

日本には独特の就職活動文化があります。新卒の大学生は同じようなスーツを着て同じような髪型をして一斉に就職活動をスタートさせます。その中で面接官に少しでも好印象を残すには、やはり「見た目」が重要といえます。

ボロボロの肌でいくら自己PRをしても説得力に欠けてしまうのではないでしょうか。就職活動中の男性は特に、これからご紹介する美肌ケアを取り入れてみてください。もちろん就職活動以外でも男性の肌が「美肌」に越したことはありません。

実年齢よりも若く見られたり、女性にモテたり、さらには出世にも良い影響を与えたりとメリットは多いのではないでしょうか。

メンズにスキンケアをすすめる理由

男性にスキンケアを勧めるのには、大きく2つの理由があります。1つは「男性の方がお手入れを始めたときケアの効果が大きいこと」、2つ目は「なるべく早くからスキンケアすることで将来の老ける速度が変わること」が挙げられます。

男性の方が美容効果を得やすい

男性の場合、これまでトニックローションやシェービングローションなどしかスキンケア用品を使ったことがない方が多いのではないでしょうか。今までケアをしていない肌にきちんとスキンケアをすると驚くほど早くその効果が表れます。

ゴワついていた肌にツヤが出たり、目立ち始めたシミが日を追うごとに薄くなっていったりする経過をみると、あなたも女性が化粧品に夢中になるのを理解できるようになるかもしれません。

将来の老ける速度が変わる

男性の中には「色黒の方がかっこいいから美白よりむしろ日焼けしたい」と考える方もいらっしゃると思います。若いうちはいいのですが、紫外線を浴び続けると加速度的に老化が進みます。シミだらけの肌・深いシワがきざまれた肌になってから慌てて美白ケアをしても手遅れです。

一方で「今からスキンケアをしておくことで20年後、30年後に大きな差が表れる」という事実を知ると気持ちが変わるのではないでしょうか。

美容の基本は「保湿と紫外線対策」です。肌を乾燥させないことでシワやたるみ、ほうれい線といった老化のサインを予防することができます。また紫外線対策をすることでシミや表情ジワなどの深いシワを防ぐことができます。

美白ケアをすることで保湿と紫外線対策は必然的に意識されます。保湿と紫外線対策を習慣化して年齢を重ねてもいつまでも美肌でいられるようにしましょう。

メンズのための美肌ケア方法

それでは男性のためのお肌のお手入れ方法について詳しくみていきましょう。

スキンケア

ドラッグストアや百貨店へ行くと最近では男性専用のスキンケアブランドが数多く販売されています。しかし、男性専用ブランドは割高な価格設定が大半です。そのため、「使い心地が好き」「自分の肌に合う」「香りが好き」などの特別な理由がない限り、わざわざ男性用ブランドを購入する必要はないといえます。

そもそも一般的に販売されているスキンケア化粧品が「女性専用」ではありません。男性の肌にも使えます。「購入するのが恥ずかしい」という方は通販で購入すればよいのです。

では、男性の肌タイプ別にスキンケア方法を紹介します。

・オイリー肌

男性の肌は皮脂分泌が盛んなため、オイリー肌が一般的に多いといえます。オイリー肌の特徴は顔を触るとベタつきがあり、顔全体がテカって見えます。

オイリー肌の場合、皮脂を落とそうと過度な洗顔をしてしまいがちですが、これは逆効果です。過度な洗顔や強い刺激は、皮膚のバリア機能を低下させるため肌はさらに皮脂を分泌して肌を守ろうとしてしまいます。

特に男性用洗顔には爽快感を出すため、清涼感のある洗顔やスクラブを配合した洗顔料が多く見られます。確かに洗い上がりはスッキリしますが肌には強い刺激になり、毎日使用しているとバリア機能が低下してしまいます。

朝はぬるま湯で洗顔料を使わずに洗い、夜は少量の洗顔フォームを泡立てて優しく洗いましょう。このときあまり熱いお湯で洗わないように気をつけてください。熱いお湯は肌の皮脂を必要以上に取り去ってしまいます。

また、オイリー肌の場合、肌がベタついていると化粧水や乳液・クリームなどを塗布するのに抵抗があるかもしれません。しかし、きちんと保湿しなければさらに皮脂分泌が盛んになってしまいます。

従ってアイテム数を調整してケアをしましょう。通常、スキンケアでは「化粧水・乳液・クリーム・美容液」の順に肌に塗布していきます。しかしオイリー肌の場合は、「化粧水+乳液」あるいは「乳液のみ」のお手入れでもかまいません。お肌に水分と油分を適量与えることでテカりを抑えながら美肌ケアができます。

さらに、食生活の乱れもオイリー肌の原因のひとつです。脂っこい食事や甘いものの過剰摂取は皮脂分泌を促します。食事内容についても見直してみましょう。

・乾燥肌

乾燥肌は、肌に触れるとカサついていたりツヤや透明感がなかったりする肌状態です。乾燥肌を放置しているとシワやたるみなどが増えてしまいます。また、紫外線によるダメージを受けやすいため肌が老化しやすくなっています。

乾燥肌のお手入れは「保湿をしっかりすること」です。従って化粧水・乳液・クリームで水分・油分をしっかり与えることが大切です。

「3アイテムも使うのは面倒」という方は「化粧水+クリーム」の2アイテムでもかまいません。乾燥肌の場合、化粧水は「しっとりタイプ」や「リッチタイプ」を選ぶようにしましょう。

・混合肌

混合肌とは、オイリー肌と乾燥肌が混じった肌状態を示します。Tゾーン(おでこや鼻)は皮脂の分泌が多いのに対し、頬の辺りが乾燥しています。

混合肌の場合は、部位によってアイテムの塗布する量を調整するようにしましょう。皮脂の多いTゾーンは油分の多いアイテム(乳液・クリーム)の塗布量を減らし、逆に乾燥している部位にはたっぷり塗ります。

・敏感肌

敏感肌とは、外部からの刺激を感じやすい肌質のことです。特に化粧品選びには慎重にならなければなりません。肌に合わないものを使用すると発疹やかゆみ、かぶれなどの症状が表れる場合があります。

肌の弱い人ほど、男性用化粧品の使用は避けましょう。なぜなら一般的に男性の肌の方が女性の肌よりも強いといわれているため、刺激の強い処方になっていることがあるからです。

男性が好む使用感に仕上げるために収れん(肌を引き締める)効果を高めたり清涼感を強めたりする成分が配合されています。このように敏感肌の男性にとって、男性用スキンケア化粧品の使用にはリスクがあります。

敏感肌の男性は、女性が使用する敏感肌向けのアイテムを使うようにしましょう。そして刺激を感じる場合は無理して継続使用しないようにしてください。

スキンケア以外のアイテムについて

・日焼け止め

前述した通り、美肌の基本は「保湿と紫外線対策」です。紫外線対策には日焼け止めが欠かせません。外出時には必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。

スキンケア用品は使い心地が良いので抵抗なく使える方も多いと思いますが、日焼け止めは白浮きやきしみなどの欠点があるため使いたくないと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかしいつまでもきれいな肌を保つには紫外線から肌を守る習慣を身につけることが大切です。「日焼け止めを使いたくない」という方は日傘を使用することも検討してみてください。最近では男性用の日傘も販売されています。

また、紫外線を避けるのは肌だけではなく、頭皮にも良いことです。頭皮が紫外線を浴び続けることで髪の毛をつくる毛母細胞がダメージを受けてしまいます。結果、薄毛やハゲの原因につながってしまいます。

紫外線から頭皮を守るためにも帽子や日傘を使用するようにしましょう。

・BBクリーム

面接やデートなど、急遽肌をきれいに見せたいときにはBBクリームを使用してみてはいかがでしょうか。「BBクリーム」とは、保湿・下地・コンシーラー・日焼け止めの機能がひとつになったオールインワンアイテムのことです。

下地・コンシーラーの機能が備わっていることで毛穴を隠したり、赤みを抑えたりできます。「女性がするメイクみたい」と抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、男性芸能人は全員メイクをしてテレビに出演しています。

BBクリームはスキンケアとメイクの中間アイテムです。BBクリームの使用で好印象を与えられるのであればむしろ使うべきではないでしょうか。

BBクリームの場合は、女性用ではなく男性用を選んでください。女性用の場合、カバー力が高すぎて不自然な仕上がりになってしまいます。また、BBクリームを塗布した日は必ず夜は洗顔料を用いてきれいに洗い流すようにしましょう。

注意点

・肌荒れ

肌荒れしているときやニキビがひどいときに、スキンケア化粧品を使用するのはやめましょう。特に化粧水などのスキンケア用品を使用したことのない男性が、肌荒れしている状態で用いると悪化する恐れがあります。

まずはスキンケアの前に肌の状態を元に戻しましょう。肌荒れの原因を考えることが大切です。顔を洗いすぎたり、ピーリング(古い角質を除去する)をやりすぎたり、タオルでゴシゴシこすったり、顔を手でかいたりしていませんか。

これらの習慣は肌のバリア機能を低下させるため、雑菌が増殖したり、肌に傷をつけるため炎症を起こしたりします。

また食生活の乱れも肌荒れと大きく関係します。「常に肌が荒れている」という男性はなぜ肌荒れしているのかを、食生活の面から考えてみましょう。

・スキンケアは優しく行う

スキンケアをするときの注意点として、肌にあまり力をかけないように意識しましょう。例えば化粧水を塗布するとき乱暴にゴシゴシこするようにして塗ると肌の構造にダメージを与え、たるみなどの原因につながってしまいます。スキンケアは優しく行うことが基本です。

・肌悩み別アイテムでは何を選ぶべきか

スキンケア用品には「シワ・たるみ・シミ・ニキビ」といった付加価値をつけた様々なアイテムがあります。どれを選んでいいか迷った場合は「美白アイテム」の選択をおすすめします。

なぜなら肌が白いだけで肌はきれいに見えるからです。さらにシミやそばかすは早期にケアすることで改善することが期待できます。

・ひげそりのケアについて

ほとんどの男性が毎朝ひげを剃ると思います。しかし、ひげそりは肌に大きな負担をかけています。間違ったひげそりやひげそり後のケアを怠っていると、刃物によって肌を傷つけて細菌に感染したり、新しい肌細胞を削り落としたり、炎症による色素沈着(シミ、黒ずみ)を生じたりします。

ひげを剃る場合、「カミソリ」を使うより「電動シェーバー」を用いる方が肌への負担は低いといえます。そして、電動シェーバーよりさらに肌の負担が軽いのは「脱毛」です。

脱毛してしまえば毎日のひげそり時間を短縮できる上、刃物で傷をつけずに済むため肌はきれいな状態を保つことができます。

肌の弱い人、敏感肌の人には特におすすめです。さらに脱毛の場合は奥のひげが青く見えることもありません。時間とお金はかかりますが、毎日のひげそり時間・ケア・効果を考えたらそれほど高い費用ではないのではないでしょうか。

また、カミソリを使用する場合は専用のシェービング剤を用いて少しでも肌への負担を抑えましょう。シェービング剤には「ジェルタイプ・フォームタイプ・クリームタイプ」等が存在します。

ジェルタイプは透明なため、ひげを確認しながら剃ることができます。フォームタイプは洗い流しが簡単でさっぱりした仕上がりになります。さらにクリームタイプは肌にしっかりフィットしてかみそりから守ってくれます。

自分の肌に合ったシェービング剤を用いましょう。

そして電動シェーバーを使用する場合はあまり力をかけず同じ部位を何度も当てないように気をつけましょう。

カミソリを用いた場合も電動シェーバーを用いた場合もその後には必ずスキンケアを行いましょう。アフターシェービングローションを用いてもよいですが、化粧水・乳液・クリームによるお手入れの方がきちんと保湿ができるためおすすめです。

正しいひげそり・ケアをして美肌を手に入れましょう。

生活習慣

せっかく美意識を高めるのであれば、生活習慣も見直したいところです。いくら美しい肌でも体臭がきつければ意味がありません。

体臭などのニオイの原因は生活習慣と密接に関わっています。体臭の要素のひとつである皮脂は、元を辿れば摂取した油が原料となり体内でつくられます。従って良質な油を摂取することが大切です。良質な油とはオリーブオイルや亜麻仁油、ココナッツオイルなどです。

また、腸内環境も体臭と密接に関わっています。腸内環境が悪いと毒素や老廃物が溜まり、悪臭を放つようになります。腸の働きを良くするためには、腸内細菌の中でも善玉菌を増やすことです。

ヨーグルトや納豆・チーズ・味噌などの発酵食品を摂取しましょう。和食を中心とした食事を摂ると必然的に発酵食品を摂取できます。また適度な運動を心がけて便秘を引き起こさない元気な腸を維持しましょう。

まとめ

いつまでも若々しくいるために、体の健康を考えることも非常に大切ですが、見た目の美しさも意識してみてはいかがでしょうか。美肌になるだけで人生が変わるかもしれません。

男性の美容意識が高まる中、これからは「スキンケアは女性のためのもの」ではなくなってくるでしょう。あなたもいち早く、美肌を手に入れて周りの男性と差をつけてみてください。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。