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肌悩みの中で「たるみ」の解決が最も難しいといわれています。

例えば、ニキビは一時的な場合が多く、正しいニキビケアを行えば完治します。シミ・そばかすは、紫外線対策と美白スキンケアで改善することが可能です。しわについても深いしわでなければ、しわ用のスキンケアを用いることで効果を実感できます。

しかし、たるみに関してたるみ用の美容液を用いて効果を実感できた方はいらっしゃるでしょうか。恐らく「Yes」と答えた方は少ないでしょう。なぜなら、化粧品がたるみに働きかけられる作用には限界があるからです。

たるみに働きかける代表的な成分として、「ビタミンC誘導体(ビタミンCの浸透性を高めた成分)」が挙げられます。

肌の奥の真皮では、コラーゲンやエラスチンが、肌のたるみから守って弾力をキープしています。しかし、さまざまなきっかけによりコラーゲンやエラスチンの構造が崩れて重力に逆らえなくなり、結果としてたるみを生じます。そこで、コラーゲンの生成を促すビタミンCはたるみを改善できる効果が期待できます。

しかし、化粧品の成分が真皮まで浸透して重力に逆らい、たるみ改善するのはなかなか難しいのです。

ただ、数多くの化粧品メーカーが「たるみ用美容液」といった商品を販売しています。その多くは使用感によって、たるみへの効果を演出しているに過ぎません。

例えば、たるみ用美容液などでは増粘剤という糊(のり)のような役割を果たす原料を配合しています。この増粘剤によって、肌の上で「ピタっ」とした感覚が広がり、肌がリフトアップしてたるみが改善されたような感覚をもたらすことができるのです。

しかしながら、たるみの改善・予防には、専用の化粧品でケアするよりも、「生活習慣の改善」「表情筋を鍛える」「頭皮のたるみをケアする」ことをお勧めします。

顔は少しのたるみで一気に老ける

たるみの詳しい説明の前に、「今はたるみを気にしていない」という方に、たるみの恐ろしさについて紹介します。

下の左右の絵を比べてみてください。pic1

上記の図は同じ顔に、たるみの線の1つ「ほうれい線」を加えただけです。左側は女の子、右側は年配女性のように見えてしまいます。私たちの顔は、ほうれい線が1本目立つだけでこれだけ違ってみえます。これがたるみの恐ろしいところです。

たるみを生じさせるのは加齢だけではありません。あなたの生活習慣によっては20代、30代からほうれい線が目立つようになってしまいます。

たるみは一度できてから改善するのは大変ですが、意識することで予防は可能です。

たるみの原因と種類について

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それでは、たるみの原因・種類について説明します。

子どもの肌にたるみがないのは、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンが正しい構造を保ち、重力に逆らって弾力をキープしているからです。年齢や生活習慣などによって、コラーゲン・エラスチンの量が減少したり変性したりして弾力を失うと重力に逆らえなくなり、たるみを生じてしまうのです。

また、表情筋と呼ばれる顔にある筋力の衰えも、たるみと関係しています。表情筋は顔の皮膚に付着して表情をつくりだしています。筋肉は体と同じで加齢と可動不足(動ける範囲が少なくなる)によって衰えてしまいます。つまり、表情筋が衰えると重力によって付着している皮膚もたるんでしまいます。

たるみがあらわれる場所は筋肉のつき方、顔だちによって人それぞれです。その場所によってたるみの名前も変わってきます。

以下に場所ごとのたるみについて解説していきます。

涙袋

涙袋は、目を保護するための脂肪を支える下まぶたが、たるんでしまうことで生じます。

たるみ毛穴

毛穴はコラーゲンによって支えられています。コラーゲンが減少することで毛穴を支える力が低下し毛穴が開いてしまうのです。「急に毛穴が目立つようになった」と感じる場合は毛穴がたるんでいる可能性があります。

ただし、思春期などに見られる皮脂分泌の過剰で毛穴が開いている場合は、たるみとは関係ありません。

ゴルゴ線

ゴルゴ線は「ゴルゴ13」という漫画の主人公からきた名前です。ゴルゴ線は目頭から頬の中心を斜めに通るラインを指します。頬のたるみによるものですが、パソコンやスマートフォンの長時間の使用によって目の周りの筋肉が凝ってしまい、たるみにつながることも考えられます。

ほうれい線

口元の皮膚がたるみ、頬の脂肪が重力によって下がってしまうことでほうれい線を生じます。表情ジワとは異なり、無表情のときにもほうれい線は消えません。

マリオネットライン

マリオネットラインという名前は、腹話術師が使う人形(マリオネット)の口元に似ていることが由来しています。マリオネットラインは唇の両側付近からあごにかけてのびる線を示します。皮膚のたるみや筋力の衰えによって、脂肪が支えきれなくなり、皮膚が垂れ下がって溝を形成します。

二重あご

二重あごの原因は2つ存在します。脂肪の蓄積とたるみです。太っていないにも関わらず、二重あごになる場合はあごの皮膚がたるんでいるのです。「フェイスラインがぼやけてきた」と感じる場合は要注意です。

たるみを予防・改善するには

たるみを予防・改善するために、「生活習慣の改善」「表情筋を鍛える」「頭皮のたるみをケアする」ことから始めてみましょう。

「まだ若いからたるみを予防する必要はない」と感じていても、最近では若者にもたるみで悩む人が増えてきています。これは生活習慣が原因と考えられます。

生活習慣の改善

たるみを予防するために、日常生活で気をつけたいポイントを紹介します。

・紫外線対策を行う

紫外線は肌の真皮にまで届き、コラーゲンやエラスチンを切断してしまいます。肌の弾力が失われ、たるみを生じてしまいます。たるみの予防としても紫外線対策は欠かせません。日焼け止めを毎日使用し、強い日差しは極力避けましょう。

・顔に余計な力を加えない

「寝るときは仰向けに寝る」「ほおずえをつかない」「顔を強い力でこすらない」など余計な力をかけないようにしましょう。これらは1回では大きな影響を与えるわけではありませんが、習慣によってダメージが蓄積されてしまいます。

その結果、肌の構造が壊れてしまい、弾力を失ってしまいます。ただでさえ、肌は日々重力と戦っているのです。そこへ余計な力を加えないようにしましょう。

・食事に気をつける

食事では、やわらかい食べ物ばかり食べないようにしましょう。やわらかい食べ物は、噛む回数が減ってしまいます。

咀嚼(そしゃく)は顔の筋肉を動かし、フェイスライン、ほうれい線などのたるみの防止につながります。歯ごたえのあるレンコンやごぼう、砂肝、手羽先などの骨付き肉を積極的に摂るようにしましょう。

また、コラーゲンの生成に不可欠なビタミンCの豊富な食べ物(ピーマン、ブロッコリー、キウイ、レモンなど)も食べるように心がけましょう。

・歯を健康に保つ

歯の悪い人は、見た目の老化も早くなります。歯は咀嚼する上で欠かせない道具であり、歯が抜けてそのままにしておくと、口周りの筋肉が一気に衰えて顔が全体的にたるみます。

また、片側の歯が悪いと、反対側ばかりで噛むようになり、顔にゆがみをもたらしたり、片側だけたるんだりしてしまいます。

歯の健康は美容にも直結するので、気になる部分は早めに治療し、健康な歯をキープしましょう。

・目を酷使しない

前述したとおり、眼球疲労から顔の筋肉を固まらせてしまい、それがやがて筋肉の衰えへとつながってしまいます。長時間パソコンやスマートフォンを使い続けることはやめましょう。ときどき、温かいタオルを目に当てるなど、目を休めることも大切です。

表情筋を鍛える

表情筋のエクササイズはたるみの予防・改善に効果的です。いまでは専用のさまざまな器具が販売されているのでそれを使うのもおすすめです。

自宅にあるもので鍛える方法もあります。ペットボトルに適量の水を入れて唇でくわえるというトレーニングです。このとき歯は使わないようにしましょう。少しずつ加える水の量を増やして負荷をかけていくとよいです。

その他、ガムも表情筋を動かす簡単なアイテムです。ただし、左右対称に筋肉を動かすことが大切ですので両顎を使って噛むようにしましょう。

さらに、常に顔に緊張感をもたせることも大切です。無表情でだらんとした顔つきは表情筋を衰えさせてしまいます。常に口をとじて口角を少し上げ、あごを引いて背筋を伸ばし、無表情でいるのではなく笑顔を心がけましょう。

頭皮のたるみをケアする

頭皮と顔は一枚の皮でつながっています。つまり、頭皮のたるみは顔のたるみにつながるのです。

例えば、頭の高い位置でポニーテールをすると若く見えやすいです。これは頭皮を引っ張ることで、顔全体がリフトアップして顔の印象が若くなる効果があるのです。

頭皮のたるみの予防には、「紫外線対策」「乾燥を防ぐ」「頭皮マッサージ」を行いましょう。

紫外線対策では頭皮に日焼け止めを塗る必要はありません。帽子をかぶったり、日傘をさしたりして、紫外線から頭皮を守りましょう。

頭皮の乾燥を防ぐには「洗いすぎ」をやめましょう。朝と晩シャワーを浴びるという方は洗髪を1回に減らしましょう。また、空気の乾燥している冬場は、毎日シャンプーでゴシゴシ洗う必要はありません。洗髪は2日に1回、それ以外はお湯で軽く流すだけで汚れは十分落ちます。

また、シャンプーのとき、あるいはお風呂上りに血行を良くするために頭皮マッサージを行いましょう。爪を立てずに、頭のコリをほぐすようにマッサージするとよいです。

一見たるみとは関係がなさそうですが、頭皮のケアも意識して行いましょう。

まとめ

たるみの予防・改善には、たるみ専用のスキンケアよりも生活習慣・表情筋のトレーニング・頭皮ケアで重力に逆らうことを意識する方が大切です。

もちろん、スキンケアは大切です。特にたるみの予防には保湿と紫外線対策をきちんと行いましょう。

たるみは一度できてしまうと改善が非常に大変です。なるべく早い時期から肌をたるませない生活習慣を取り入れて、予防に努めることが大切です。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。