シミ対策は何歳から始めるべきか考えたことはありますか。「40代になったら」「シミが目立ってきたら」などと考えている方もいらっしゃるかと思いますが、20代を過ぎたらできるだけ早くシミ対策のケアを始めましょう。

20代からだと「早すぎる」と感じるかもしれませんが、シミは肌の奥で徐々につくられていきます。シミが目立つようになってから美白化粧品を使い始めても、効果がでるのに時間がかかったり、シミが全く改善されなかったりします。

今回はシミができる場所やシミ対策のケア方法について詳しく述べていきます。

シミは何歳から目立つ?

ある大手化粧品メーカーの調査によると、女性がシミを気にし始める年齢は31歳頃というデータがあります。つまり、30代に入るとシミが目立ち始めると考えられます。

「それなら30歳からシミ対策を始めれば良い」と考える方も多いと思いますが、シミが目立ち始めるより以前にシミ対策を始めるべきです。なぜなら、シミ対策のケアでは出来てしまったシミを消すよりも、シミが出来ないように防御する方が効果が高いからです。

従って20代後半になったらシミ対策のケアを始めるようにしましょう。

もちろん全ての女性が30代に入ってシミを気にするわけではありません。40歳を越えてもシミが目立たない人もいれば、20代で既にシミが目立っている人もいます。また、年齢に関係なく何かのきっかけでシミが急激に増えることもあります。

例えば、妊娠やストレスで女性ホルモンのバランスが大きく変化すると、シミの元となるメラニン色素が増えてシミが生じます。また肌荒れが長引くと色素沈着してシミとして残ることがあります。

このように年齢に関係なく急にシミが目立つこともあります。妊娠やストレス、肌荒れといったシミが増えるきっかけがある時は、先回りしてシミ対策することをお勧めします。

なぜ子どもにはシミがないの?

一般的に赤ちゃんはもちろん、子どもの肌にシミはありません。しかし、シミの元となる「メラニン色素」は存在します。

メラニン色素は肌の「表皮」という部分の一番下の層、「基底層」に存在するメラノサイトによって作り出されます。基底層は、メラニン色素が作られるだけではなく「肌細胞の生産工場」という非常に重要な役割を担っています。

基底層で作られた新しい肌細胞やメラニン色素はターンオーバーという肌の生まれ変わりによって、少しずつ肌の表面に押し上げられていきます。そして、一番表面に上がると垢となって自然に剥がれ落ちるのです。

メラニン色素も同様にターンオーバーによって肌の外へと排出されます。基底層がきちんと機能しターンオーバーが進めばメラニン色素が蓄積することはなく、シミはできません。

つまり、子どもにシミができないのは、基底層が新しい肌細胞を次々に生み出しどんどん外へと押し上げているからなのです。

従って子どものようにシミのないきれいな肌を目指すためには、「基底層がきちんと機能し、ターンオーバーが正常に働けば良い」という結論に至ります。

基底層のケアはどうしたらいいのか

恐らく、スキンケア化粧品の中に「基底層をケアする」アイテムは存在しないでしょう。なぜなら化粧品の成分は基底層まで届かないからです。そこで「紫外線から肌を徹底的に守る」ようにしましょう。

紫外線は肌の基底層にもダメージを与えてしまいます。基底層の一番下には「基底膜」が存在し、肌の土台となる真皮を守る役割を担っています。

基底膜が紫外線によって破壊されると肌の土台が崩れてターンオーバーが上手くいかずシミができたり、表皮が落ち込んでシワの原因になったりするのです。

日焼け止めは1年中使用しましょう。外出しない日でも油断は禁物です。日焼け止めは強さの違うもの(SPF30とSPF50など)を用意して、シーンに合わせて使い分けるようにしましょう。

また、シミ対策は20代後半から始めた方が良いと述べましたが、日焼け止めを同じ年齢から使い始めても遅すぎます。紫外線のダメージは蓄積していくため、子どもの頃から日焼け止めを使用した方がいいと考えられています。

もちろん大人用の強い日焼け止めではなく、子ども用の化学原料が少ないものを使うようにしましょう。

ターンオーバーを高める

基底層で新しい肌細胞が次々に産生するためには、ターンオーバーを高めることが重要です。ターンオーバーは年齢と共に遅くなってしまいます。従ってスキンケアでターンオーバーを促しましょう。

ターンオーバーを高めるスキンケアとして「ピーリング」があります。表皮の古い細胞を酸の力や物理的な摩擦によって剥がすのです。同時に蓄積したシミを排出させることも期待できます。

ピーリングアイテムには様々な種類が存在します。化粧水をコットンにつけてふき取るタイプやスクラブ入りの洗顔フォームでこするタイプ、肌に吸着させて剥がすパックタイプなど使用方法もそれぞれ異なります。

ピーリングは肌に負担がかかるため日常使いはお勧めしませんが、定期的に自分の肌に合ったピーリングアイテムでケアするようにしましょう。

シミができるのは肌の表面だけじゃない!

表皮にできたシミは前述した基底層のケアとターンオーバーを高めることで、シミを外に排出することができます。しかしシミが真皮にできることもあります。

加齢や紫外線のダメージによって基底層が弱くなったり破壊されたりすると、メラニン色素が基底層より下の「真皮」に落下することがあるのです。真皮にできたシミはターンオーバーが高まったところで改善されません。

美白化粧品は真皮にまで働きかけることはできないため、シミを消すのは非常に難しくなります。真皮に存在するシミを消したい場合は、皮膚科などでレーザーを当てて治さなければなりません。

そのシミ、どこのシミ?

「表皮のシミ」「真皮のシミ」と言っても、どのシミが肌のどの深さに位置しているか判断するのは難しいと思います。しかしシミの色によってある程度深さが分かると言われています。

色の濃いシミは、表面の浅い部分にあると予想されます。色が薄くなるに従って肌の奥にメラニン色素が蓄積している可能性があります。

また、色調にも違いがあります。一般的に表面にできたシミは茶色や黒色をしていて、基底層や真皮にできたシミは青味がかっていたり灰色っぽい色調であったりしています。

シミ対策のケア方法

「シミ対策」と聞いて最初に思い浮かぶのが美白化粧品ではないでしょうか。ただ、美白化粧品を用いてシミのケア・予防をすることはもちろん大切ですが、「美白化粧品さえ使用していれば安心」というわけではありません。

まずは肌の土台作りが大切です。基底層から作り出される肌細胞がきれいに並び、肌全体が潤っている必要があります。そのためには「十分な保湿を心がけること」「紫外線を徹底的に防御すること」「肌の外からだけでなく内からのケアもすること」が大切です。

肌の内側からのケアとは食生活のことです。ビタミンを摂取するために野菜・フルーツを積極的に食べましょう。また、お肌の材料となるタンパク質は大豆や卵、魚など脂っこくない「良質なタンパク質」の摂取を心がけましょう。

肌の土台作りにプラスして美白化粧品を用いてシミ対策を行うと効果が期待できます。

美白化粧品に用いられる美白有効成分(医薬部外品に配合できる国が美白作用を認めている成分)は、「シミが作られるのを予防する成分」と「できたシミを薄くする、あるいは排出する改善効果を持つ成分」の大きく二つに分けられます。

シミの予防が期待できる美白有効成分

シミ予防が期待できる美白有効成分は、メラニン生成抑制作用を持つ成分です。メラニンはいくつかの合成経路を経て産生されます。以下の成分はこれらの経路の途中をブロックすることでメラニンが作り出されるのを止めることができるのです。

・トラネキサム酸

・アルブチン

・コウジ酸

シミの改善が期待できる美白有効成分

シミの改善へ導く美白有効成分は以下の通りです。

・ニコチン酸アミド

・ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体はメラニンの色を薄くする作用とメラニン合成抑制作用の両方を併せ持つ優れた美白剤と言えます。

シミが目立ち始めていない段階で使用する場合は、予防効果のある成分が配合された美白化粧品を用いるようにしましょう。このとき、美白有効成分が一つ配合された美白化粧品より、いくつか組み合わせて配合されているものを選ぶ方が高い効果が期待できます。

しかし美白有効成分が2種類以上配合されている場合、原料コストが上がり値段が高く設定されてしまいます。そこで、化粧水・乳液・クリームのアイテム毎に美白有効成分の種類が異なるものを選ぶと良いでしょう。

例えば化粧水はアルブチン、乳液はビタミンC誘導体、クリームはトラネキサム酸が有効成分として配合されている、といった具合です。

まとめ

「シミは年齢を重ねるとできるもの」と決めつけないようにしましょう。シミは予防することで産生を抑えられます。また、表皮にできたシミは美白化粧品を始めとするスキンケアで改善が期待できます。

一方で、真皮など肌の奥深くにできたシミを薄くするのは大変です。普段から紫外線を防御して真皮や基底層にダメージが届かないように気をつけましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。