あなたは背中が見える服を着るのに抵抗を感じますか。普段着ている服では気にならなくても、ウェディングドレス・結婚式のお呼ばれドレス・水着を着る時など背中がザックリ開いた服を着る機会に、自分の背中を見て驚いた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

気づかない間に背中がシミだらけになっていたり、ニキビで赤くなっていたり、産毛が濃くて目立ったりして「こんな背中じゃ恥ずかしくて人前に出られない!」と焦ることもあると思います。

なかなか目の届かない背中を意識したケアを行っている方は少ないでしょう。

今回は背中を美しくするためのケア方法について紹介していきます。

背中にできるシミとその原因は?

背中にできるシミの大半は、「花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)」か「炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)」のいずれかです。

花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)

海水浴など強い日差しを浴びた後に、肩から背中にかけてできる花びらや金平糖のような形をしたシミを「花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)」と呼びます。

強い日焼けをしてから、早いと1ヶ月で皮膚の表面に現れます。

花弁状色素斑は「日焼けサロンに通っていた」という方にもよく見られます。

炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

炎症性色素沈着とは、長引く炎症がメラニン細胞を刺激しメラニン色素がつくられてシミになったものを指します。虫刺されの跡・怪我の傷跡・ニキビ跡が残るのも炎症性色素沈着によるシミです。

背中にできる炎症性色素沈着の多くは、背中にできたニキビが原因です。背中は皮脂腺が多いため、皮脂をエサにニキビ菌が増殖しやすい肌環境にあります。

背中のニキビを放置していると炎症による刺激でシミが残ります。

背中にできたシミはどのようにケアすればいいの?

それでは背中にあるシミはどのようにケアをしたら良いのでしょうか。

医薬部外品の美白クリームあるいはシミ用クリームを塗布する

背中のシミには美白あるいはシミ用の「クリーム」を使いましょう。化粧水や乳液は液だれしやすいため、自分で塗布するのが難しいのではないでしょうか。クリームであれば簡単に塗ることができます。

また、背中用に塗布するクリームは特に「ボディ用」にこだわる必要はありません。「顔用のものを背中に塗るなんてもったいない」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、最近ではコスパ(コストパフォーマンス)の良い商品がドラッグストアやネット通販で販売されています。

この時注意するポイントとして、「医薬部外品の美白化粧品であること」「大手化粧品メーカーが製造販売していること」を守れば外れることはないでしょう。医薬部外品の有効成分は「ビタミンC誘導体(表示名称はアスコルビン酸)」がお勧めです。

ビタミンCは、今あるシミの色を薄くしてくれる上に、これからできるシミを防ぐ作用があります。

ケミカルピーリング

「ケミカルピーリング」とは皮膚科やクリニック、エステティックサロンなどで施す化学薬品を用いて皮膚を剥がすピーリングのことです。

自宅で行うピーリングよりも強いピーリング作用があり、シミやニキビ跡をきれいに改善することが期待できます。しかし同時に強い刺激や腫れ・炎症を生じることがあり医師の管理下で慎重に行う必要があります。

ウェディングドレスを着るために「確実に背中のシミを改善したい」という方にはケミカルピーリングがお勧めです。

ビタミンCとL-システインを服用する

前述した通り、ビタミンCにはシミの改善・予防効果があります。L-システインにも同様の効果があり、ビタミンCとL-システインを同時に摂取することで体の内側からシミを改善することが期待できます。

ビタミンCとL-システインが配合されたサプリメントを服用してもかまいませんが、ドラッグストアやネット通販で売られている「第3類医薬品」を選んだ方がより高い効果が期待できます。

体の外側と内側の両方からシミのケアを行いましょう。

こすらない・掻かない

「肌をこすらない・掻かないように気をつける」だけでシミが改善される可能性があります。

特に毎日お風呂でスポンジやタオルを使って背中をゴシゴシ洗っている方は、それを止めるだけでも背中のニキビやシミが消えるでしょう。そもそも毎日体をボディソープなどの入浴用洗剤で洗う必要はありません。よほど汚れていない限り、お湯で流しただけで汗や余分な皮脂は流れ落ちます。

また、ボディソープは界面活性剤(泡立たせるのに必要な洗剤成分)が大量に配合されているため、スポンジやタオルでこすると必要な皮脂や肌細胞まで削ぎ落としてしまっている可能性があります。

その結果、バリア機能が低下しニキビができやすくなったり、炎症を引き起こしやすくなったりするのです。

体を洗う場合はお湯で流す、あるいは固形石鹸を用いて手で優しくなでるように洗いましょう。始めは物足りなく感じるかもしれませんが、肌が潤ってくることに気づくはずです。

また、「背中が痒い」と感じても爪を立てて掻かないようにしましょう。傷口から雑菌が入りニキビや炎症を引き起こす可能性があります。

背中に痒みを感じた時は「肌が乾燥しているのか」「洗剤が合っていないのか」「静電気による刺激か」など原因を考えて、対策を講じるようにしましょう。

素材の良い肌着を選ぶ

あなたは普段から洋服の素材を確認して購入しているでしょうか。

特に下着や肌着・パジャマなど肌に直接触れるものの素材は慎重に選ばなければなりません。下着の素材が原因でかゆみや湿疹、かぶれ、アレルギーを引き起こす場合があります。

このような肌トラブルは、下着の繊維によって静電気が発生して刺激を与えていることが原因として挙げられます。特に化学繊維(化学的に合成あるいは加工されてつくられた繊維)の中には静電気を引き起こしやすい素材があります。

・静電気を引き起こしやすい化学繊維

ポリエステル、ポリウレタン、アクリル

・静電気を引き起こしにくい化学繊維

レーヨン、ナイロン

・肌に優しい繊維

綿(コットン)・絹(シルク)・毛(ウール)・麻(リネン)など

上に示した通り、化学繊維全てが静電気を生じるわけではなくレーヨンやナイロンは静電気を引き起こしにくい素材です。また、コットンやシルク、ウール、リネンなどの天然素材は静電気を引き起こしにくく、肌に優しい繊維と言えます。特に、コットンやシルク繊維は触り心地も良い素材です。

肌着を買う時には、パッケージに表示されている組成あるいはラベルを直接確認しましょう。

例えばこちらの肌着の表示は「ポリエステル100%」です。

静電気を引き起こしやすい繊維のみでつくられており、肌に刺激を与える可能性が高い下着と言えます。

一方で下の肌着の場合は、「麺(コットン)95%、ポリウレタン5%」です。

肌に優しい繊維が95%を占める肌着なので安心して着ることができます。

このように特別な知識がなくても肌に優しい素材の下着を簡単に見極めることができます。下着に限らずお風呂で体を洗う時に使うスポンジやお風呂上りに使うバスタオルなども素材に気をつけて選ぶようにしましょう。

また、「今まで下着の素材で肌荒れなど引き起こしたことがないから大丈夫」という方も注意が必要です。今は問題なくても年齢を重ねると肌質が変わり、急に下着でかぶれることがあります。一度かぶれてしまうと他の繊維にも敏感になってしまう可能性があります。

従って若いうちから下着の素材にはこだわっておきましょう。

洗剤に気をつける

柔軟剤・シャンプーリンスなどの洗剤にも注意が必要です。

・柔軟剤

洗濯洗剤や柔軟剤にも注意が必要です。最近では香りや仕上がりを重視した柔軟剤が人気で、使用している方も多いのではないでしょうか。香りをつけたいからと規定量を超えて使用していませんか。

特に柔軟剤は服の繊維に残るようにつくられています。柔軟剤に配合されている界面活性剤が肌荒れやかゆみ、アレルギーさらにはめまいや頭痛を引き起こすことも報告されています。

柔軟剤や洗濯洗剤を替えて肌に違和感を覚えた時は「使用方法が合っているか」「肌に合っていないのではないか」と疑うようにしましょう。

・シャンプー、リンス

シャンプーやリンスのすすぎが十分でないと、頭皮だけでなく背中にも洗剤成分が残り肌に刺激を与えます。またシャンプーやリンスの中に肌に合わない成分が配合されていると肌トラブルを生じることがあります。

シャンプーやリンスを流すときは頭を下げて背中(ボディ)にかからないようにしましょう。

背中のシミをこれ以上増やさないためにできること

もしもあなたが「背中のシミは気にならない」というタイプで背中の開いた服を好んで着ているのであれば、背中のシミはこの先どんどん大きく濃くなっていく可能性があります。

背中のシミをこれ以上成長させないためにできる対策があります。

背中にも日焼け止めクリームを

水着や背中の開いた服を着る場合は背中にも日焼け止めクリームを塗るようにしましょう。「背中まで日焼け止めを塗るのは面倒」と思う方にはエアゾールスプレータイプの日焼け止めがお勧めです。一振りで広範囲にスプレーできます。

顔と背中では角質層(肌の表面の層)の構造が異なります。顔よりも背中の方が皮膚に厚みがあるため、顔には刺激が強くてお勧めできないエアゾールタイプのスプレーでも背中であれば問題なく使えるでしょう。

UVカット効果のある衣類を着用する

「肌を露出しないから日焼け止めは塗らない」という方も多くいらっしゃると思います。しかし紫外線の一部は衣類を通過して皮膚に吸収されます。特に強い日差しの下に長時間いるときなどはUVカット効果のある衣類を着用するようにしましょう。

UVカット効果のある衣類は、「UVカット加工製品」「UVカット素材製品」の2タイプ存在します。

・UVカット加工製品

UVカット加工製品は布を染める際の染料に「紫外線吸収剤」を加えて加工されたものです。また、製品に紫外線吸収剤を吹き付けて加工するものもあります。紫外線吸収剤を吹き付けた加工製品は、洗濯によってUVカット効果が弱くなってしまいます。

・UVカット素材製品

UVカット素材製品は、繊維にUVカット効果を与えるためにカーボンやセラミック、チタンなどの物質を練り込んで製造されたものです。UVカット効果は加工製品よりも持続すると言われています。

このようなUVカット効果のある衣類を活用しましょう。そして洗濯を重ねることで効果は弱まってしまうので長年使おうとせずに、傷んだら買い替えるようにしましょう。

ニキビを早期に治す

背中にニキビができたら、悪化する前に早期にニキビ用化粧品を用いてケアを始めましょう。

実は、背中のニキビと顔のニキビは原因菌が異なります。顔にできるニキビの場合「アクネ菌」が増殖することで生じますが、背中のニキビは黄色ブドウ球菌や真菌が侵入することで炎症が引き起こされます。

「じゃあ顔用のニキビ化粧品は使用しても意味がない?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、ニキビ用化粧品の主な成分は「抗炎症成分」です。抗菌薬が配合されているわけではありません。

菌によって引き起こされる炎症を抑えるもので、原因菌が異なっても効果は期待できます。従って背中用か顔用のニキビ化粧品か特にこだわる必要はありません。

しかし、「ニキビ用化粧品を使用しても改善されない」「悪化している」という場合は一度皮膚科で診てもらいましょう。原因菌に合わせた抗菌薬を処方してもらえます。

また、背中を清潔に保つことも大切です。汗をかいたらシャワーを浴びて、こまめに拭き取るようにして汗による刺激から肌を守ることも大切です。

背中を美しく見せるためにできること

自信を持って背中を見せれるようになるためにできることについて述べていきます。

背中のスキンケアについて

「日頃から背中もスキンケアをするべきか」という点についてですが、個人的には背中までスキンケアをきちんとする必要はないと考えます。背中は顔ほど外気や紫外線にさらされないため、毎日スキンケアをしなかったからといって「老化が加速する」といったことはありません。

従って、何か気になる肌悩みが生じたときに随時対応しましょう。例えば「背中がカサカサしていてかゆい」と感じた時に保湿する、「ニキビができた」という時はニキビ用化粧品を使う、シミにはシミ用クリームを塗る、といった具合です。

またニキビの場合、保湿クリームやボディオイルを塗布することで余計に悪化することがあります。なぜならクリームやオイルに含まれている油がニキビ菌のエサとなって繁殖するからです。

肌のスキンケアの場合はまずは保湿が第一ですが、背中のスキンケアは異なります。

背中の肌トラブルが生じた時に、まずは「洗濯洗剤に問題がないか」「シャンプーがきちんと流せているか」「衣類に問題がないか」など思い当たることはないかを考えましょう。

脱毛は背中を美しく見せるのに有効

背中の産毛がなくなるだけで肌は美しく見えます。しかし背中のムダ毛の自己処理は大変です。カミソリで皮膚を傷つけたり、剃り残しがあったりと思い通りにできない部位です。

そこで背中は脱毛することをお勧めします。特に毛の濃い方や毛穴が目立つ方は脱毛することで背中がきれいに見えます。

また脱毛の大きなメリットとして背中のニキビを予防・改善できることが挙げられます。脱毛することで毛穴が小さくなるためニキビ菌が繁殖しにくくなるのです。

脱毛すれば自己処理の煩わしい手間が省ける上、見た目にも美しく、さらにはシミにつながるニキビを予防・改善することができるのです。

仕上げはラメ入りボディパウダーで!

ドレスや水着を着る日は背中にラメパウダーを塗布しましょう。ラメが光を反射することでシミやニキビ、毛穴を目立たなくします。ファンデーションを塗ってカバーすることもできますが、服が汚れたり汗や水でヨレたりする可能性があります。

一方で、ラメ入りボディパウダーであれば白い粉なので服を汚したりムラになったりといった心配は要りません。また鏡がなくても簡単に塗り直すことができます。

ただし、ラメパウダーを塗りすぎは不自然に見えてしまうので厳禁です。

背中が見える日は、日焼け止めを塗った後にラメ入りボディパウダーで仕上げましょう。

まとめ

背中のケアは、シミやニキビを化粧品で改善する以外にもサプリメントの服用や紫外線対策、洗剤や下着など日常生活で気をつけるべきことがたくさんあることが分かって頂けたと思います。

これまで「どのようにケアしていいか分からない」とひたすら背中を隠していたという方も、正しいケアを始めることできれいな背中へと導くことができます。

一方で「背中は隠せばいい」とケアを怠っていると、年齢を重ねるにつれてシミが益々広がっていく可能性があります。

背中が美しくなることで背中が開いた服を選べるようになり、オシャレも楽しめるようになります。背中美人を目指しましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い