ニキビ・肌荒れ・シミ・シワ・たるみといった肌悩みは、スキンケア化粧品で入念にお手入れしたからといって解消できるわけではありません。あなたの生活習慣を見直す必要があります。

例えばいくら美白化粧品を使用していても紫外線対策を怠っていれば意味がありません。また、肌荒れしているときにビタミンを豊富に含んだ果物や野菜を積極的に摂ることは大切ですが、「肌に悪い食品」を摂取していたら一向に治らないでしょう。

「肌に良いもの」は知っていても「肌に悪いもの・避けるべき食べ物」については意外と無頓着な方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、肌悩み別に肌に悪影響を及ぼす食品について取り上げてみました。

肌悩み別!避けるべき食品について

それでは「ニキビ・肌荒れ」「シミ・そばかす」「シワ」「たるみ」といった肌悩み別に摂取を控えた方が良い食品について見ていきましょう。

ニキビ・肌荒れ

ニキビや肌荒れの原因につながる食品について見ていきましょう。

・チョコレート?

「チョコレートを食べるとニキビができる」ということを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ニキビに悩んでいる時、チョコレートを食べないようにしている方も多いと思います。

しかし最近になって、「ニキビができる原因とチョコレートには関係がない」と言われるようになってきました。むしろ、チョコレートにはガンの予防・認知症の予防・抗ストレス作用そして老化を防ぐ抗酸化作用から「美容にも良い」とされています。

また、最近ではチョコレートのカカオに含まれるタンパク質によって、腸内細菌の善玉菌を増やすことも解ってきました。腸内で悪玉菌が増殖すると、腸内で老廃物や毒素が増え、それがやがて血中に入って全身を循環し肌荒れを引き起こすことがあります。

つまり、油っこい食事・お肉中心の食事など悪玉菌を増殖させる食生活が肌荒れを引き起こすともいえるのです。

話はそれましたが、「美容にも健康にも良いのであればチョコレートをたくさん食べよう!」と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、チョコレートを選ぶ際には注意が必要です。

まず、ホワイトチョコレートにはカカオが含まれていないので上に挙げたような効果はありません。次に、チョコレート菓子に含まれる食品添加物や過剰な糖質は肌に悪影響を与えます。糖質は皮膚を硬くして毛穴を詰まらせやすくし、ニキビができやすい環境へと導いてしまいます。

チョコレートを選ぶときは高カカオのチョコレートで、砂糖などなるべく余計なものが加えられていない商品を選ぶようにしましょう。

これだけ説明しても「実際にチョコレートを食べるとニキビができた経験があるから信じられない」という方もいらっしゃるかと思います。

しかし無性に甘いものを食べたくなるのは、生理前だったりストレスが溜まっていたりとホルモンバランスが乱れているときではないでしょうか。これらのタイミングはニキビができやすい状態にあるのです。

そんな時にチョコレートを食べるとチョコレートが原因でニキビができてしまったように感じてしまいます。実際にはホルモンバランスの乱れによってニキビができているのです。

・油っこいもの、甘すぎるもの

実はチョコレートと同様に「特定の食べ物がニキビを悪化させる」ということは明確になっていないため、「この食品がダメ」とは言い切ることができません。しかし、皮脂の主成分であるTGの増加を抑えることで、過剰な皮脂分泌を減らしニキビや肌荒れが生じにくい肌環境へと導くことができます。

TGとはtriglyceride(トリグリセリド)の略で「中性脂肪」を意味します。過度な糖質と脂質の摂取はTG量を増やし肌の皮脂分泌を過剰に促してしまうため、甘すぎるもの、肉や揚げ物など油っこい食品は食べ過ぎに注意が必要です。

また、ごはん・パン・パスタなどの炭水化物も体内で糖質へと分解されてしまうので炭水化物中心の食事にも気をつけなければなりません。

シミ・そばかす

シミ・そばかすに影響を与える食品について見ていきましょう。

・ソラレンを含む食べ物

「ソラレン」は、「光毒性」という紫外線を吸収して肌の日焼けを促してしまう性質を持っています。つまりソラレンを多く含む食品を摂取すると紫外線のダメージを受けやすくなり、シミやそばかすができやすくなってしまうのです。

ソラレンは食べ物から吸収されて2時間ほどで効果を発揮し、7時間ほど持続すると言われています。従って、朝食やランチにソラレンを多く含む食品を摂取するのは控えましょう。

ソラレンを多く含む食品としては、オレンジ・レモン・グレープフルーツなどの柑橘類、キウイ、きゅうり、セロリ、じゃがいもなどが挙げられます。柑橘類にはビタミンCが豊富に含まれ、美白に良いイメージがあるのですが、同時にソラレンが多く含まれるため朝食・昼食に食べるのには向いていません。

一方で夜にソラレンを含む食品を食べても問題ありません。従って柑橘類は夕食後のデザートなどに食べるようにしましょう。

・特定の医薬品

食品ではありませんが医薬品の副作用の中には、ソラレンのように「光毒性」の副作用を持つものが存在します。

化学療法剤・抗うつ薬・抗生物質・利尿薬・抗炎症薬・糖尿病薬・抗真菌剤・抗ヒスタミン剤・鎮痛剤などの一部に光毒性が報告されています。

これらの医薬品を服薬後に強い紫外線を浴びると、日焼けの増強された皮膚症状が生じることがあります。

薬の服用は飲むタイミングが決められているため、朝や昼の服用を避けることができません。従って光毒性の副作用を持つ医薬品を服用する場合は、「極力紫外線に当たらないようにする」「皮膚の露出の少ない洋服を着る」など自分で気をつけなければなりません。

・糖化を進める食品

「糖化」とは、糖とタンパク質が熱せられることでAGE(Advanced Glycation End products)とよばれる老化物質が生成される反応のことです。

「糖化とシミと何が関係あるのか」と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、茶色いシミの中には実はAGEが原因のものも含まれています。

AGEは前述した通り糖とタンパク質の熱反応で生成する物質で、身近な例で挙げるとクッキーが想像しやすいのではないでしょうか。クッキーの生地には大量の砂糖とタンパク質が含まれています。このクッキー生地をオーブンで加熱することで白い生地が茶色になって焼き上がります。これが糖化反応です。

体内で過剰な糖分とタンパク質が体温で熱せられることによりAGEが生成します。また、AGEは体内で生成されるだけではなくAGEを多く含む食品を摂取することで、一部が吸収されて体内に留まってしまいます。そしてAGEが蓄積していくと肌は茶色く見えるのです。

それではAGEを増やさないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。「AGEを多く含む食品の摂取を控えること」と「糖化反応を進める食品の摂取を控えること」が重要になってきます。

まず、AGEを多く含む食品の摂取を控えるには、高温調理した動物性脂肪食品を避けることです。唐揚げやとんかつにはAGEが多く含まれています。

また、糖化反応を進める要因として「急激な血糖値の上昇」が挙げられます。空腹時に、いきなり糖分の多いケーキなどを食べると血糖値は急上昇してAGEの生成が促進されてしまいます。食事はサラダからスタートさせて緩やかな血糖値の上昇を意識しましょう。

シワ

肌が乾燥することでシワが生成されてしまいます。従って、シワを防ぐには肌を乾燥させてしまう食品を控える必要があります。

・身体を冷やす飲み物

水分の摂取は美容の基本です。しかし、利尿作用の強いコーヒーや緑茶の過剰摂取は水分を必要以上に体から排出し、さらに体を冷やす作用もあります。また、牛乳も体を冷やしてしまいます。

「冷え」と「乾燥」は密接に関係しています。体が冷えると血行が悪くなり、肌にも十分に水分が行き渡らなくなってしまうのです。飲み物としては、なるべく体を温めるホットを飲むようにしましょう。しかし、コーヒーや緑茶はホットであっても過剰摂取は控えましょう。

・身体を冷やす食べ物

身体を冷やす食べ物も、同様に皮膚の乾燥を促します。身体を冷やす食べ物には小麦・バター・スイカ・メロン・バナナなどがあります。夏の暑いときに冷たい食べ物はおいしいですが、乾燥肌を招いてシワの原因になる可能性があるので意識して過剰摂取には気をつけましょう。

たるみ

たるみは化粧品での改善が難しい肌の悩みです。たるみを防ぐためにも食品に気をつけなければなりません。

・糖化を進める食品

糖化はシミ・そばかすだけでなく、たるみやシワの原因にもつながります。肌の弾力を維持するコラーゲンが糖化して肌の構造が壊れ、肌がたるんだり深いシワができたりしてしまうからです。

糖化を進める食品は控えましょう。

・急激なダイエット

特定の食品ではありませんが、急激なダイエットはたるみの原因につながります。10代・20代前半であれば急激に痩せたとしても肌はたるまずに自然に引き締まります。

一方で、20代後半以降の女性が急激にカロリー制限を行い痩せると、脂肪が減っても皮膚のたるみだけが残ってしまい、老け顔につながってしまいます。

痩せたい場合は徐々にダイエットを行い、痩せすぎを目指すのはやめましょう。せっかく痩せたのにかえって貧相に見えてしまう場合があります。

また、急激な体重増加も脂肪の重みによって肌が下がってしまいます。

まとめ

肌悩み別に避けるべき食品について取り上げてみました。全ての肌悩みに当てはまる、化学調味料を豊富に使用した食事やジャンクフードを避けることは大前提です。

肌はその人の健康状態を表しています。体の不調や栄養不足は肌のコンディションに直結します。「あなたが毎日食べているものが肌を作っている」と言っても過言ではありません。

美容のためにスキンケア化粧品にこだわることは良いことですが、その前にまずは普段口にしているものを見直してみましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い