あなたは就寝前に何か特別な美容ケアを行っていますか。朝と夜のお肌のお手入れの内容は異なりますか。睡眠の質を高めるために意識的に何か対策していますか。

夜の美容ケアは、一日のうちで最も力を入れるべき時間です。特に睡眠中は肌の修復や再生が行われるため、就寝前の美容ケアや睡眠の質を高める対策は美肌を得るために非常に重要と言えます。

「時計遺伝子」によって朝と夜で肌の機能は異なる

「朝も夜も同じスキンケアをしている」という方は、朝と夜のお手入れを一度見直してみましょう。朝と夜では肌の役割が異なります。

肌の機能については、「日中は紫外線やホコリといった様々な外部の刺激から肌を守り、夜は日中に受けたダメージを修復して肌の美しさを取り戻す」ように働きます。そしてこれらの肌の機能は、体内に存在する「時計遺伝子」によって調整されています。

「時計遺伝子」と聞くと非常に難しい働きと感じるかもしれませんが、その作用は至ってシンプルです。

時計遺伝子がつくりだすタンパク質が、24時間の周期で増加したり減少したりすることで肌の機能がコントロールされています。従って、肌へのお手入れは朝と夜で変えるべきなのです。

朝のスキンケアは肌のバリア機能を高めることを意識し、特に「紫外線から肌を守る」ことを重視したお手入れを行いましょう。

朝の洗顔後、化粧水から乳液・クリーム・美容液と入念にスキンケアするのも良いですが、肌がオイルリッチになることで日焼け止めがよれたり、メイクが崩れたりしてしまいます。

乾燥を感じないのであれば朝のお手入れは化粧水・乳液で十分です。その後にしっかり日焼け止めを塗って肌をカバーしましょう。

一方で夜のお手入れでは、「肌に栄養分を与える」ことを重視しましょう。化粧水から美容液まで使用したスキンケアが大切です。

しかし朝も夜も「保湿」は外せません。保湿はどんな時もスキンケアの基本になります。

寝ている間、肌では何が起きているのか

寝ている間、体内で放出される成長ホルモンと女性ホルモンによって肌の修復と再生が進み、美しい女性らしい肌をキープすることができます。これらのホルモンの分泌も時計遺伝子によってコントロールされているのです。

どんなに高級な美容液にも、体内で放出される成長ホルモンや女性ホルモンのように肌への美容効果を与えてくれる程の効果はありません。

睡眠は最高の美容効果があるのです。また、質の高い睡眠はスキンケアの効果をより高めてくれます。

時計遺伝子に着目したスキンケア商品がある

近年、時計遺伝子に着目した皮膚研究が化粧品メーカーによって進められています。その結果、日中に発現が増える時計遺伝子、夜間に発現が増える時計遺伝子がそれぞれ特定されてきています。さらに、それらの時計遺伝子の発現量を高める成分が発見されています。

このような研究結果を化粧品に応用し、日中用スキンケア商品・夜間用スキンケア商品が開発されているのです。

このような時計遺伝子に着目した商品は、「睡眠不足や外部からの様々なストレスによって乱れた時計遺伝子の働きの修復によって肌の機能を高める」ことが期待されています。

就寝前の肌のお手入れ

お風呂から上がって夜のスキンケアをしてから就寝するまでに時間が開く方は多いのではないでしょうか。お風呂上りに十分な保湿をしても就寝前にもう一度保湿をしないと、寝ている間に肌が乾燥してしまいます。

そこで寝る前にもう一度、クリームを塗布する習慣をつけましょう。ベッドの近くに置いておくと忘れずに使うことができます。

就寝前に良い美容ドリンク

寝る3時間前からは固形物の摂取は控えましょう。寝る前に「お腹が空いた」と感じる方は就寝前に良いドリンクを飲むようにしましょう。

・ホットミルク

牛乳には「トリプトファン」というアミノ酸が含まれており、体内でリラックス成分「セロトニン」に変化し、さらには睡眠促進ホルモン「メラトニン」へと変化していきます。

冷たい飲み物は体を冷やし負担をかけてしまうので、温めて飲むようにしましょう。

睡眠の質を高めることで、肌の修復・再生を進めることが期待できます。

・豆乳

豆乳には女性ホルモンに似た働きを示す「イソフラボン」が含まれています。先に述べた通り、寝ている間に女性ホルモンが分泌され美肌効果を与えます。

従って就寝前に豆乳を摂取することで女性ホルモンの働きを補うことが期待できます。

・カモミールティー

カモミールティーにはリラックス効果・安眠効果があると言われています。また、ハーブの香りも楽しむことができます。

・白湯

空腹を満たすのに白湯は向いていないかもしれませんが、白湯を飲むこと自体、非常に身体に良いと言われています。

白湯を飲むことで内臓を温めることができ基礎代謝が上昇します。特に寝ている間、体は脱水状態に陥りやすいため就寝前に水分補給をすることは大切です。

・プロテイン

プロテインの摂取を進めるのはあくまで「日中に十分なタンパク質が摂取できていない場合」「激しいスポーツを行っている場合」のみです。

食欲がなかったり、ダイエットや激しい運動をしていたりする場合、寝る前のプロテインの摂取が必要になります。

なぜなら、寝ている間に放出される成長ホルモンによってタンパク質の吸収が促され、筋肉がつくられるだけでなく体に必要な栄養素が取り込まれるからです。

就寝前に良い美容ドリンクを紹介しましたが、これらの飲み過ぎには注意しましょう。就寝前の水分の過剰摂取はむくみの原因になってしまいます。

就寝前にしてはいけないこと

睡眠の質を高めるために就寝前にしてはいけないことがいくつかあります。

甘いものの摂取

肌の修復・再生に欠かせない成長ホルモンは、血糖値が低い状態にならなければ分泌されません。従って寝る前に甘いものを摂取してしまうと寝ている間に血糖値が下がらず、成長ホルモンが十分に分泌されなくなってしまいます。

成長ホルモンが最も分泌されるのは22時から深夜2時と言われており、「お肌のゴールデンタイム」とも呼ばれます。いくらこの時間に就寝していても血糖値が高い状態では意味がなくなってしまいます。

美容のためにも、就寝前の甘いものの摂取は控えましょう。

体を冷やす

就寝前は体を冷やさないように意識しましょう。私たちの体は一度体温を上げて体の表面から放熱し、体温を下げて入眠モードに入ります。

しかし、体が冷えていると放熱ができず入眠体制をとることができません。冷たい飲み物をガブガブ飲んだり、薄着で過ごしたり、部屋の温度を下げすぎたりしないようにしましょう。

お風呂上りは靴下などを履いて体が冷えないように気をつけましょう。

パソコン・携帯の使用

就寝前にパソコンや携帯などを使うと、ブルーライトが脳を刺激して興奮状態を引き起こしてしまいます。

また、インターネットに繋がることで時間を無駄にしてしまったり、SNSなどでストレスを感じたり、急ぎではないメールに返信してしまったりと睡眠の質を下げるだけでなく睡眠時間を削ってしまいます。

そこで「デジタルデトックス」を習慣化することをお勧めします。「デジタルデトックス」とは、デジタル機器がもたらす悪影響(毒)を体から取り除く健康法のひとつです。

インターネットに繋がらない時間を一定時間持つことでIT依存から抜け出すことが目的です。デジタルデトックスを行うことで集中力が高まったり、ストレスが軽減されたり、自分に費やす時間が増えたりと良い影響があります。

海外では「デジタルデトックス」に注目が集まり、「デジタル・デトックスキャンプ」まで登場しています。

「就寝前2時間はデジタルデトックスを行う」と決めて、その時間を美容の時間に費やしたり、本を読んだり、ストレッチを行ったりと有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

肌のケアは、朝・夜・寝る前それぞれの肌機能に合わせたお手入れをするようにしましょう。そして肌の再生・修復が進む睡眠の質を上げるため、寝る前の過ごし方について見なおしてみてはいかがでしょうか。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。