地黒のあなたは色白の女性を見て「生まれつき肌が白いなんてうらやましい」と思うでしょう。確かに生まれもった肌の濃さに違いはありますが、30代40代になっても美しい色白肌をキープしている女性は影ながら努力をしています。

日中は日傘・サングラス・日焼け止めを使い徹底した紫外線対策を行い、夜は美白化粧品でスキンケアをします。また、生活習慣にも気をつけていることがあるのです。

色白であっても、紫外線対策やスキンケアを怠っていると年齢を重ねるごとに肌は黒くなっていきます。つまり若い頃は別として、美しい色白肌は自然には得られないということです。

「それなら色白肌の人と同じように美白ケアすれば肌が白くなる」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、地黒の方は別の方法でアプローチする必要があります。ここでは「地黒肌を美白するために知っておくべき5つの方法」をご紹介していきます。

地黒であることを受け入れる

まず、美白をする前に「地黒であることを受け入れる」ことが大切です。残念ながら地黒の肌を美白したからといって元の肌色以上には白くなれません。元の肌色は紫外線や物理的な刺激を受けにくい二の腕の内側やお尻の肌色が参考になります。

逆に言えば、顔も二の腕の内側やお尻の肌色までには美白することが可能なのです。

また、自分の肌を少しでも白く見せようとファンデーションの色を肌の色よりも明るいトーンを選ぶのはやめましょう。白浮きしたり不自然な仕上がりになったりしてしまいます。

地肌の色を上手く活かしたメイク法やファッションアイテムを身につけることで、肌を白く見せることが可能です。

地黒の肌と色白肌はどう違うのか

そもそも地黒と色白の肌はどのように違うのでしょうか。

決定的な違いとして、生産される「メラニン色素の量」が挙げられます。メラニン色素は肌を黒くするだけでなくシミの元にもつながります。美白する上でメラニンは常に悪者として扱われますが、実は肌を紫外線のダメージから守る重要な役割を担っています。

そのためメラニンの少ない白人は日焼けをすると肌が真っ赤になり炎症を引き起こします。白人に皮膚ガンが多いのもメラニン色素が少ないためです。

また、白人の方が皮膚老化が進みやすいのもメラニン色素の少なさと関係があります。紫外線によるダメージでシミやソバカス、シワもできやすくなってしまうのです。

一方で地黒の肌は紫外線のダメージに強く、肌が老化しにくいという非常に大きなメリットがあります。

さらに欧米では陶器のように透き通った白い肌より、健康的に日焼けした小麦肌の方が好まれる傾向にあります。太陽を浴びることが好きな欧米人は日本人のように紫外線を避けることなく日焼けを楽しみます。

日焼けをしていることは「時間に余裕がある」「バカンスを楽しんでいる」といったある種のステータスになることもあるため、わざわざ日焼けサロンで肌を焼く白人もいるくらいです。

つまり「健康的な小麦肌に自信を持つ」ということも、地黒コンプレックスを解消する一つの手段といえるのではないでしょうか。

地黒肌を美白するために知っておくべき5つの方法

それでは「地黒肌を美白するために知っておくべき5つの方法」について見ていきましょう。

1.強力な美白スキンケア化粧品を使う

美白スキンケア用品には様々な美白成分が配合されています。メラニンへのアプローチの方法や作用の強さは製品ごとにそれぞれ異なります。さらに配合濃度によっても効果は変わってきます。

「医薬部外品の美白コスメなら間違いない」と思われがちですが、医薬部外品にこだわらずに美白成分を確認するようにしましょう。高い効果が期待できる美白成分として「ビタミンC誘導体」と「ハイドロキノン」が挙げられます。

・ビタミンC誘導体

美白成分の多くがメラニン色素の合成抑制に働きかけます。しかしメラニン合成の抑制では、これから作られようとしているメラニンの生成を止めることはできますが既に存在するメラニンやシミには働きかけないということになります。

つまり「これ以上肌を黒くしたくない」場合には効果的ですが「肌をトーンアップしたい」という場合には他のアプローチが必要です。

ビタミンC誘導体には、「メラニン還元作用」があります。メラニンはいくつもの酸化反応を経て色が徐々に濃くなり目立っていきます。しかしビタミンC誘導体がもつ還元作用は酸化反応を前段階に戻すことが可能でメラニンの色を薄くすることができるのです。

さらにビタミンC誘導体はメラニン色素の合成抑制作用もあります。つまり「肌のトーンアップへ導いたりシミを薄くしたりする作用」と「新たなシミの生成を予防する作用」を併せもった優れた美白有効成分なのです。

・ハイドロキノン

ハイドロキノンは作用が強いため元々は医師の管理下でしか使用できない美白成分でした。しかし規制緩和によって低濃度のハイドロキノンであれば化粧品にも配合できるようになりました。

ただし今のところハイドロキノンはビタミンC誘導体とは異なり美白有効成分として認められておらず、医薬部外品の美白用品には配合できません。

ハイドロキノンにはメラニン合成抑制とメラノサイトの活性抑制作用があります。メラニン合成抑制は前述した通りですが、メラノサイトの活性抑制作用は他の美白成分にはない働きです。

メラノサイトとはメラニン色素を産生する細胞のことです。ハイドロキノンは大元となるメラノサイトに働きかけることで、メラニン色素を減らし肌を白くすることができるのです。

このようにハイドロキノンは「皮膚の漂白剤」と呼ばれるほど強い美白作用があります。同時に刺激も強いため肌の弱い方、敏感肌の方にはお勧めできません。

また、部分用美白ケア商品として販売されているハイドロキノン製品を顔全体に塗布するのは止めましょう。

白斑(メラニン色素が減りすぎて本来の肌色以上に斑点状に白くなる皮膚症状)を起こすリスクが高まるためです。

2.これ以上焼かない

当たり前のことですが、これ以上日焼けをしないように心がけましょう。室内で過ごす場合でも私たちの肌は窓を通じて紫外線にさらされています。車の運転も要注意です。

また、「洗濯物を干す」「ちょっとコンビニに出かける」といった場合でも日焼け止めを塗るようにしましょう。

朝起きて顔を洗ったら、すぐに日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。もちろん家で過ごす日に強力な日焼け止めを使う必要はありません。日焼け止めは日常使い・レジャー用最低2つは用意しておくと良いです。

また、「スッピンで過ごす日に色のついた日焼け止めを塗りたくない」という方も多いと思うので、日焼け止め乳液などスキンケア感覚で使用できる、色のついていない日焼け止めがお勧めです。

3.お風呂上りの白い肌をキープ

お風呂上りの肌は白く健康的に見えませんか。「お風呂上りの白い肌の状態が続けばいいのに……」と思う方もいらっしゃるでしょう。お風呂上りは、全身の血行が良くなる上、肌が水分をたっぷり含んでいるため透明感が上がり肌が白く見えるのです。

それではお風呂上りの肌の状態をキープするにはどうしたらいいのでしょうか。それは「血行を良く保つこと」と「肌にたっぷりの水分を与えること」です。

・血行を良く保つ

血行を良くするためには体を温めることが重要です。適度な運動やマッサージ、ストレッチなどを取り入れて血行を促進しましょう。また、体内で血液が不足していると血行は悪くなってしまいます。

栄養バランスのとれた食事を摂り、こまめに水分補給も行いましょう。

・肌に水分を与える

保湿は美容の基本です。特にお風呂上りの肌は水分を含んでいますが、非常に乾燥しやすい状態でもあります。お湯や洗浄によって肌に存在する油分が失われ水分が蒸発しやすいためです。さらに水が蒸発するとき、熱が発生しさらに肌の水分が奪われてしまうのです。

従ってお風呂上りはできるだけ早急に保湿しましょう。このとき化粧水だけではなく油分の含んだ乳液まで一気に塗布するようにします。

また、お風呂上がりの白く透明感のある肌はスチーマーでも実現できます。朝、洗顔の後にスチーマーを浴びて肌の血行を促進し同時に水分を与えてメイクをすれば、くすみのない透明感のある仕上がりになるでしょう。

4.身につける色を選ぶ

スキンケアによる美白よりも瞬時に肌の色を白く健康的に見せる方法があります。それは身につける色を自分の肌に合った得意な色にするということです。特に顔に近く面積の大きなトップスやジャケット、ピアスの色選びは好みで選ぶよりも自分の肌に似合う色を選びましょう。

地黒の肌は混じり気のない原色を黄味がからせた色を得意とします。黄色・オレンジ色・黄緑色・黄土色といった黄味がかった色がよく似合います。また、顔に近いピアスやネックレスはシルバーや真珠よりもゴールド系のアクセサリーを選ぶようにしましょう。

一方で原色に青味がかったスモーキーな色は似合いません。グレーや青色、紺色の洋服は避けるようにしましょう。顔の位置から離れたボトムスにもってくるのは問題ありません。

たとえ自分の好みのデザインやカラーの服であっても似合わない色を身につけると肌が黒くくすんで見えてしまうのです。身につける色を自分の得意な色にすることで、簡単に美白に見せることができます。

ヘアカラーやメイクも同様です。特にアイカラーを選ぶ際は青系統のカラーは避けてベージュやゴールド系のものを選択しましょう。またファンデーションの色で迷った場合は暗い方を選ぶようにしましょう。

「余計に肌が暗く見える」と抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、明るい方のファンデーションを選ぶと首の色との境が目立ってしまい地の黒さが際立つようになります。

ただし、ここで述べた得意な色は一般的なことなので必ず全ての人に当てはまるわけではありません。その人の雰囲気や瞳の色も影響します。よく似合う服を思い出して自分が得意な色を把握することが大切です。

5.食生活を見直す

肌を黒くするのは紫外線だけではありません。食べ物による糖化も肌を黄ばませ黒く見せることをご存知でしょうか。

糖化とはタンパク質と糖分が熱反応することでAGEと呼ばれる老化物質を生成することです。糖化はあらゆるところで起きています。身近な例を挙げると、ホットケーキの生地はクリーム色をしていますが熱を加えることで茶色く糖化します。

糖化は私たちの体の中でも生じます。特に地黒の方で「甘いものが好き」という方は要注意です。大量の糖分を摂取することで体のタンパク質と体内の熱によって糖化反応が進みAGEが生成されます。

AGEが蓄積すると肌は黄ばみ、地黒に拍車をかけてしまうのです。

糖分を豊富に含む炭水化物や甘いものの過剰摂取を控え、身体を糖化させない食生活を送りましょう。

まとめ

地黒コンプレックスを抱えている方は多いと思います。しかし色白は良いことばかりではありません。炎症を生じやすく老けるのも早いといわれています。

まずは地黒の肌の良い点悪い点を知り、全てを受け入れた上で「地黒肌を美白するために知っておくべき5つの方法」を試してみてください。美白スキンケアは効果が現れるのに少し時間がかかりますが、美白に見せる方法はすぐに取り入れることができます。

地黒の肌であっても諦めずに継続して美白に取り組めば、その効果が期待できることでしょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。