あなたがシミだと思い込んでいるものは、実は「くすみ」の可能性があります。くすみは肌を不健康に見せたり疲れているように見せたり、さらには美白の邪魔をする肌悩みのひとつです。

このようなくすみに対して、肌のトーンアップのために美白化粧品を用いたり、シミだと思ってシミ用化粧品を使用したりしても効果は得られません。

シミとくすみを見分けて、くすみにはくすみ用のケアをする必要あります。

ここでは、シミとくすみの見分け方やくすみの原因、くすみのスキンケア方法などについて紹介していきます。

シミとくすみの違い

シミとくすみは同じものとして考えられることもあるのですが、厳密に言えばシミとくすみは違うものです。シミは主に紫外線によってメラニンが生成・蓄積されてできますが、くすみは肌の乾燥や皮膚が厚くなることや血行不良、またこれらの要因が複雑に重なって生じます。

また、紫外線を浴びてメラニンがつくられることで、くすみがさらに目立つようになることもあります。

シミとくすみを見分ける際の大きなポイントとして、「部分的に茶色い場合はシミ」「顔全体が黒ずんで透明感がない場合はくすみ」が挙げられます。

また、部分的にくすみが見られることもあります。シミの場合はよく見てみると茶色の小さな丸い色素班の形状であるのに対し、くすみは全体的にボワっと黒ずんで見えます。

鏡をよく見て、「あなたの肌悩みがシミなのかくすみなのか」を見極めましょう。

くすみの原因とそれぞれの対処法

ここでは、くすみの原因とそれぞれのスキンケア方法について見ていきます。

先に述べた通り、くすみの主な原因は「肌の乾燥」「皮膚が厚くなること」「血行不良」の3つです。そしてこれらの要因が複雑に重なってくすみを生じていることが多いのです。

肌の乾燥

肌の乾燥によるくすみは恐らく誰もが感じたことがあると思います。朝きれいにメイクをしても、夕方になってくると肌に透明感がなくなり肌が黒ずんで見えることはありませんか。

いくらメイク直しでファンデーションを重ねても朝と同じようにならないのは、乾燥によって肌の表面の角質が剥がれてが生じているからです。これが乾燥によるくすみの正体です。

肌の乾燥を防ぐには保湿が必須です。保湿と言えば「肌に水分をたっぷり与えること」と捉える方が多いと思いますが、水分を与えるだけではすぐに蒸発してしまいます。水分が蒸発しないように、潤いを閉じ込める美容成分やフタの役割を果たすクリームが重要です。

肌に潤いを閉じ込める美容成分として「セラミド」があります。セラミドは肌に元々存在する細胞間脂質の一種で、水分を抱え込んで細胞間に潤いを与えたり、細胞同士をつなげてバリア機能を高めたりする非常に重要な役割を担っています。

従って乾燥くすみには化粧水でたっぷり水分を与え、その次にセラミド配合の美容液やクリームを用いて保湿ケアを行いましょう。セラミドは非常に高価な原料なため、安価な美容液やクリームにはほんのわずかしか配合されていないと考えましょう。

セラミド配合の化粧品を選ぶ場合は、3000円以上の中価格帯化粧品を目安にすると良いです。

皮膚が厚くなること

肌の最も表面の角質層の厚みが増すと透明感が失われ、くすんで見えます。部分的にくすみが見られるのは、顔の一部に角質細胞が積み重なっているところがあるからです。

くすみの原因として最も多いのは、このような角質の肥厚(厚くなること)です。皮膚が硬かったり、ゴワゴワした感触があったりする場合は角質肥厚を生じている可能性があります。

このようなくすみには、「不要な角質を除去するケア」が効果的です。角質を剥がす作用のある「ピーリング」や「酵素洗顔」を取り入れましょう。

・ピーリング

ピーリングには様々な種類があり、「酸の力で角質を溶かすもの」「物理的な力を加えて角質を剥がすもの」の大きく2つに分けられます。

酸の力で溶かすピーリング剤には、AHA(グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸など)やBHA(サリチル酸など)といった酸が配合されています。

また、物理的に力を加えるピーリング剤には、スクラブやゲル化剤が配合されています。その粒子に角質を吸着させて剥がしていきます。他にもパックタイプのピーリング剤も存在し、パックの粘着力で不要な角質を剥がします。

・酵素洗顔

酵素洗顔とは、タンパク質や皮脂を分解する酵素が配合された洗顔のことです。通常の洗顔フォームではタンパク質や皮脂まで分解することはできません。

酵素洗顔で不要な角質を分解し、肌をなめらかにして透明感のある肌を目指しましょう。

ピーリングや酵素洗顔を使って角質ケアをすることでくすみを改善したり予防したりできますが、肌に負担がかかるケアであることに注意してください。「すぐにくすみを改善したい」からといって、毎日角質ケアをすることはお勧できません。

多くても1週間に1回以内に抑えましょう。

血行不良

血行不良によるくすみは、肌の奥の毛細血管に血液が滞ることによって生じます。血行不良になると肌細胞に酸素や栄養が十分に行き渡らず透明感が失われてしまいます。

図を見たら分かるように血行不良は肌の表面で起きているトラブルではありません。従って化粧品でいくらケアしても根本的な解決にはつながらないのです。

血行を促進するために「顔のマッサージがいいのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、セルフでのマッサージはお勧めしません。顔のリンパや筋肉の構造は非常に複雑で下手に力をかけるとリンパの流れを悪くしたり、筋肉の繊維を壊したりする可能性があるからです。

マッサージを行わなくてもツボ押しや適度な運動、体を温める生活習慣などで血流の流れは改善されるでしょう。

・ツボ押し

くすみに効果があると言われている2つのツボ「下関(げかん)」「承奨(しょうしょう)」を紹介します。

下関(げかん)

もみあげのあたりに、口を開けると出っ張る部分があります。それが下関です。下関はくすみ以外に顔全体のたるみ、ぼやけたフェイスラインをきれいにする効果もあります。

承奨(しょうしょう)

下唇のすぐ下で中央のくぼんだ部分です。承奨以外は全て左右対称にツボが存在しますが承奨のみ顔の中心にあるため1つです。むくみやたるみにも効果のあるツボです。

ツボ押しの場合、特に専門知識は不要です。ポイントとしては、清潔な状態で爪を立てずに指の腹でツボをゆっくり押します。3秒押さえて離しましょう。1日3~5回これらの2つのツボを押さえるようにしましょう。

・適度な運動

運動は血行不良の改善に効果的です。特にデスクワークで座っている時間が長い人は運動不足に陥ります。

「それならスポーツジムに入ってランニングしなきゃ」と思う必要はありません。むしろ激しい運動は活性酸素と呼ばれる老化物質を増やすため老化を進めてしまいます。首を回す、伸びをする、ヨガをするなど簡単なストレッチやウォーキングがお勧めです。

適度な運動を習慣化させましょう。

・体を温める生活習慣

体が冷えると血流が悪くなってしまいます。体を温める生活を心がけましょう。体を締め付ける服や露出の多い格好は体を冷やします。特に下半身を冷やさないように心がけることが重要です。靴下をはいて、足の露出の少ない洋服を選びましょう。

また、食事にも気をつけなければなりません。ネギ・生姜・玉ねぎ・かぼちゃ・人参といった体を温める食品を取り入れましょう。一方、スイカ・トマト・きゅうり・レタスといった食品は体を冷やす食べ物なので摂りすぎには注意が必要です。

また、砂糖も体を冷やします。甘いものもほどほどに抑えましょう。

・血液を増やす

血行不良の原因の一つとして「そもそも体内でつくられる血液量が足りていない」ことが挙げられます。血液が足りていないと血は流れません。

そこで血液の原料になるタンパク質・鉄分・水分を積極的に摂りましょう。肉類はタンパク質と鉄分を同時に摂取できます。

また食べ過ぎに注意することも重要です。食べ物の消化には血液が必要になります。常に食べ過ぎた状態だと消化器官で血液が大量に消費されるため、全身を巡る血液量が低下してしまいます。

特に夕食時に食べ過ぎると、寝ている間に蓄えられる血液が減ってしまいます。

従って、夕食は軽く済ませることを心がけましょう。

くすみを一瞬で消すメイクテクニック

くすみは「コントロールカラー」を上手く使えば簡単に消すことができます。

コントロールカラーとは、ニキビやシミ・クマ・くすみなど肌悩みに合わせて部分的に用いることで肌の色を補正するアイテムのことです。

コントロールカラーはピンク・オレンジ・グリーン・ブルー・イエロー・パープルなどがあり、肌悩みとは反対色の色を選ぶ必要があります。

「反対色が分からない!」という方は以下の図を参考にしてください。

例えば、上記から青の反対色はオレンジ、赤の反対色は青味がかったグリーンであることがわかります。

従って、青味がかったくすみには反対色のオレンジのコントロールカラーを、赤味がかったくすみにはブルーやグリーンのコントロールカラーを塗布することで、くすみを消すことができるのです。

ファンデーションを塗布する前に、くすみの部分にコントロールカラーを薄くつけ指の腹を使ってやさしくなじませましょう。特に目の周りのくすみは疲れて老けた印象を与えるのでコントロールカラーで消しましょう。

そうすることで顔の印象がパッと明るくなり、清潔感のある若々しい肌をつくることができます。

まとめ

シミだと思って悩んでいた肌トラブルが実はくすみだった場合、スキンケアの方法は異なることが分かって頂けたでしょうか。

長年蓄積したシミを改善するよりも、くすみを改善する方が早期に効果が得られるかもしれません。また、ベースメイクにひと手間加えるだけでくすみを一瞬で消すことが可能です。

今日からくすみケアを始めて、透明感のある白くて美しい肌を目指しましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い