美顔器にはスキンケアの効果を高める働きがあります。もともと美顔器は美容クリニックやエステサロンが中心に使われていましたが、最近では自宅で手軽に使えるお手頃な価格の美顔器が次々と登場しています。

そして美顔器の中には美白効果を高めるものも存在します。美白化粧品と上手く組み合わせて使うことで、より早く美白効果を実感できるかもしれません。

また美顔器はスキンケアだけでは難しいたるみの改善も期待できます。さらに、美白やたるみ以外にもニキビ・シワ・くすみといった肌悩み別に合わせて美顔器を選ぶことが可能です。

しかし「種類が多すぎてどれを選んでいいか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。美顔器の特徴を理解し、自分の肌悩みに合った美顔器を選んでスキンケアに取り入れてみましょう。

美顔器の種類

美顔器と言っても様々な種類が存在します。以下、主な5種類の美顔器を挙げました。

光を活用した美顔器

光を照射することで肌に様々な効果をもたらします。光は波長によって透過する深さ・エネルギーの強さが異なります。

波長の短いレーザー照射はエネルギーが強く取扱いが難しいため、一般的には美容クリニックやサロンで用いられています。

一方で家庭用として一般的な光照射の美顔器は「フォトフェイシャル」または「光エステ」などと呼ばれるものです。波長の長い赤外線を照射して肌細胞を活性化したり肌の奥でコラーゲンの生成を促進したりするように働きかけます。

その結果、シミやくすみ、シワを改善してツヤや透明感アップの効果が期待できます。また殺菌効果を持つ光もあるためニキビや吹き出物にも作用します。

超音波を活用した美顔器

超音波を利用した美顔器があります。音波による振動で細胞や筋肉に刺激を与えることができます。

その結果、細胞が活性化されて肌の再生が進んだり、筋肉が引き締まったりしてたるみや小顔効果が期待できます。

また、毛穴の汚れを浮かせるクレンジング効果や温熱効果による血行促進といった効果も期待できます。

イオンを利用した美顔器

「イオン導入」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。

「イオン導入」とは微弱な電流を使って肌に存在する電気の膜を緩めることで成分を浸透しやすくすることを示します。

イオン導入美顔器を使えば、浸透しにくい美容成分を肌の奥に届けることができます。手の平やコットンを使用して塗布した場合と比べて、イオン導入ではスキンケア化粧品の浸透度合いが全く異なると言われています。つまり、スキンケア化粧品の効果を高めることが期待できるのです。

ただしイオン導入できる美容成分や化粧品には以下の様な条件があります。

・イオン化しやすい成分であること

浸透させたい成分がイオン化できなければイオン導入しても意味がありません。微弱な電流で簡単にイオン化できる成分を選ぶ必要があります。

・分子サイズが大きすぎないこと

分子の大きな成分は肌の電気膜を緩めたところで奥に浸透することはできません。例えばコラーゲンは非常に分子が大きいため、肌に塗布してもサプリメント等で摂取してもそのまま吸収されることはありません。

従って肌のコラーゲンを増やしたいのであれば、コラーゲンの生成を促進するビタミンCを摂取すべきです。

また、ヒアルロン酸も分子が大きいためイオン導入には向いていません。「じゃあ、ヒアルロン酸も肌の奥に浸透しないなら意味がないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヒアルロン酸の場合は「保湿」が目的です。

ヒアルロン酸は保水する力が高く肌の表面で水の膜を形成してくれるので、浸透しなくても効果を発揮する成分なのです。

・油分を含んでいないこと

油分は電気を通しにくいため、クリームや乳液はイオン導入には向いていません。ほとんど油分を含んでいない化粧水やジェルが適しています。

特に「イオン化しやすい成分であること」「分子量が大きすぎないこと」このふたつの条件を自分で判断するのは難しいと思います。従って具体的にイオン導入に向いている成分を知っておいた方が良いでしょう。

イオン導入に適した成分として、ビタミンC誘導体・アミノ酸・トラネキサム酸・プラセンタなどが挙げられます。

電流を使った美顔器

イオン導入とは別に、一定時間に電流の大きさを変化させる「パルス電流」という電流を使って筋肉を自動的に動かす美顔器があります。顔のコリをほぐしたり、表情筋を柔らかくしたりする効果があります。

パルス電流を使った美顔器以外にも非常に弱い「マイクロ電流」を流すタイプもあります。マイクロ電流によって筋肉を刺激したり血行を促進したりします。パルス電流はピリピリした電流の刺激を感じ苦手に思う人も中にはいらっしゃるかもしれませんが、マイクロ電流の場合は刺激をほとんど感じません。

電気を使わないローラータイプの美顔器

光や音波を用いずにローラーを転がすだけの美顔器が存在します。筋肉やリンパの流れに合わせてローラーを転がすだけで小顔に導きます。「本当に効果があるのか」と疑われる方も多いと思いますが、半顔で試してみるとリフトアップ効果が分かるでしょう。

ローラーによる刺激によって筋肉が引き締められたり、血行が促進したり、リンパの流れが改善されたりします。

たるみ・むくみやほうれい線が気になったり、「フェイスラインがぼやけている」と感じたりした時に試してみると良いでしょう。顔がスッキリして見え小顔効果も期待できます。

また、電気を使わないタイプにはローラー以外にも「カッサプレート」という美顔ツールがあります。

元々中国から伝わった民間療法が美容に応用されたものです。カッサプレートを用いて肌をこすり血液やリンパの滞りをなくすよう働きかけます。その結果、毒素や老廃物が流れくすみや肌荒れが改善されることが期待できます。

また、カッサプレートを用いてツボを刺激することもできます。顔にはさまざまなツボが点在しており、くすみ・むくみやたるみといった肌悩みに合わせてツボを刺激し顔をスッキリ見せることができます。

電気を使わないため手軽に使用することができ、持ち運びにも便利です。

スキンケア化粧品にはないアプローチができる美顔器

スキンケア化粧品でのお手入れには限界があります。なぜなら、化粧水・乳液・クリーム・美容液のいずれも肌の奥深くまで浸透することはできないからです。私たちの肌には外から簡単に菌や異物が侵入できないようにバリア機能が備わっています。

従って肌の表面(表皮)まではスキンケア化粧品が浸透することができますが、コラーゲンの存在する真皮や皮下組織までは残念ながら美容成分が行き届くことはできません。

もちろん肌のバリア機能を壊せば、奥まで浸透も可能ですがそれでは美肌効果は得られません。

美顔器は音波や光、電気を利用して化粧品では働きかけることの難しい肌の奥に作用することができるのです。

美白効果を高める美顔器

前述した美顔器の中で美白効果を高めるのにお勧めなのが「イオン導入」の美顔器です。

先に挙げたイオン化しやすい美容成分ビタミンC誘導体・アミノ酸・トラネキサム酸・プラセンタのうちアミノ酸以外が美白有効成分(厚生労働省に効果を認められた成分)なのです。

つまり、ビタミンC誘導体・トラネキサム酸・プラセンタのいずれかを美白有効成分としている美白スキンケア化粧水を塗布する時にイオン導入器を用いることで美白成分をより肌の奥に届けることが期待できます。

たいていの場合、イオン導入器と専用の化粧水やジェルがセットで販売されています。販売会社は「よりイオン導入されやすく処方設計されている」と謳っていますが、自分の使っている美白化粧水を使用して問題ありません。

「イオン導入ローション」「イオン導入美容液」という様な名前のついた商品は、中身の割に比較的高値に設定されています。

ただし、イオン導入専用ではない「ジェル」や「美容液」の場合は「水」のように見えても実際には油分が多く溶けていることがあるので注意しましょう。パッケージの表示成分を見て油性成分が多く配合されていないか確認する必要があります。

「自分では判断が難しい」という方はビタミンC誘導体・トラネキサム酸・プラセンタを配合した美白化粧水を選ぶのが無難です。

また、イオン導入器以外に光照射による美顔器も美白効果を高めることが期待できます。フォトフェイシャルによって透明感やツヤがアップし肌のトーンが上がることで美白効果をより高めてくれます。

たるみの改善が期待できる美顔器

スキンケア化粧品でなかなか効果を感じられないのが「たるみの改善」です。たるみの場合、問題は肌の表面ではなく、コラーゲンやエラスチンといった弾力繊維の数が減っているなど肌の奥の方にあるため、化粧品では働きかけることが難しいのです。

電気・光・超音波などを用いた美顔器によって肌の奥へ刺激を与えて肌細胞を活性化し、コラーゲンの生成を促進させる必要があります。

またローラータイプの美顔ツールも、筋肉が引き締められてリフトアップ効果が期待できます。しかしローラータイプの作用は一時的なもので継続しなければキープできません。

さらに、力加減やマッサージする方向を誤るとシワができたり、たるみが悪化したりする可能性があります。必ず正しい方法で使用する必要があります。

まとめ

美顔器を普段のお手入れに取り入れてみてはいかがでしょうか。エステや美容クリニックに通うよりもリーズナブルにケアができます。美顔器はスキンケア化粧品では働きかけることの難しいところに作用することが可能です。

目的に合わせて美顔器を使い分けてみましょう。また、今回紹介した美顔器の機能が組み合わさった多機能美顔器なども販売されているので自分に合ったものを選びましょう。

美白化粧品にプラスして使用することで美白の相乗効果が期待できるのではないでしょうか。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。