そばかすが目立ち始めると顔を見られることに抵抗を感じたり、自分に自信を持てなくなったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そばかすをどうにかしようとあれこれ試した方も多いと思います。

それでは、あなたはシミとそばかすの違いについて説明できるでしょうか。「シミ・そばかす用」「シミ・そばかすのケア」などシミとソバカスは常にセットで用いられています。しかし、シミとそばかすは厳密には違うものです。

そばかすを改善したいのであれば、まずはそばかすに関する知識を深める必要があります。

また、「そばかすのケアをしていてもイマイチ効果が感じられない……」という方や「そばかすがどんどん目立つようになってきている……」という方は、これから紹介するケア方法を試してみましょう。

そばかすとは?そばかすができる原因について

まずは「そばかす」の基礎知識についてです。

そばかすとは「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれます。直径3~5ミリくらいの不規則な形をした茶色の色素斑が、鼻を中心に散らばるようにしてできるのが特徴です。

背中や肩、腕に見られることもあります。子どもの頃からでき始め、思春期に色が濃くなり目立つようになります。

そばかすは遺伝性が強く、メラニン細胞(シミの元となるメラニン色素をつくりだす細胞)の機能が亢進してメラニンの生成が多くなっていると言われています。

そばかすは白人に多く、日本人の中でも色白の人にできやすい傾向があります。また遺伝的要因から両親のどちらかがそばかすができやすい体質だと、その子どももそばかすができる可能性があります。

シミとそばかすの違いは?

シミには炎症性色素沈着や肝斑(かんぱん)、花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)などいくつか種類がありますが、ここではシミの中で最も多い「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」をシミとして、そばかすと比較していきます。

シミは紫外線の影響で発生し、数ミリから数十ミリの丸い色素斑を示します。そばかすは前述した通り、遺伝的な影響を受けて発生し不規則な形をした色素斑ができます。

またシミの場合、でき始めは薄い色をしていますが年齢を重ねるにつれて次第に濃く大きくなっていきます。一方で、そばかすは年齢を重ねるごとに薄くなっていく傾向があります。

そばかすの予防・改善はどうすればいいの?

シミとそばかすは原因も症状も異なることが分かって頂けたのではないでしょうか。

「それなら、そばかすに対して美白化粧品やシミ用化粧品を用いても意味がないのでは?」と考える方がいらっしゃるかもしれません。しかしシミもそばかすも、メラニン色素による色素斑です。

したがって、「メラニンの生成を予防すること」によってそばかすの予防ができます。また、「メラニンの排出あるいはメラニン色素の色を薄くすること」によってそばかすの改善ができることが期待できます。

基本的に行うスキンケアはシミもそばかすも同じです。しかし美白有効成分(国が効果を認めた成分)を選ぶ際には異なるポイントがあります。

そばかすのスキンケア用品を選ぶ上で重要なポイント

シミは以下4つの過程を経てつくられます。

  1. 紫外線を浴びると表皮細胞(表皮に存在する細胞)がメラニン細胞に「メラニンをつくれ」という指令を出す
  2. 指令を受け取ったメラニン細胞がメラニン色素をつくる
  3. つくられたメラニン色素がメラニン細胞から表皮細胞に移送され、メラニン色素は表皮細胞の中で紫外線から細胞を守る働きをする
  4. メラニン色素を含んだ表皮細胞は肌の代謝(ターンオーバー)によって表面に押し上げられていき最終的に不要な角質(垢:あか)となって剥がれ落ちる

ここで、ターンオーバーが正常に働いていなかったり、メラニン色素が過剰に生産され続けたりすると、メラニンが蓄積してシミとして目立つようになります。

美白化粧品やシミ用化粧品に配合されている有効成分はこれらの4つのプロセスのいずれか、または複数過程に働きかけるよう作用します。

例えば、美白有効成分「カモミラET」は「1.メラニン細胞に指令が送られる」の過程をブロックします。また、一般的な美白剤として使われる「アルブチン」は「2.メラニンがつくられる」と「3.メラニンが移送される」の両方の過程を阻害して、シミができないように予防します。

さらに、美白有効成分「ビタミンC誘導体」は、「2.メラニンがつくられる」の過程を抑制するだけでなくメラニンの色を薄くする作用があるため、シミを消したり改善したりする効果が期待できます。

このとき、シミがつくられる過程の中で、そばかすができるメカニズムとして理論的に異なるのは1.の「紫外線を浴びることによって『表皮細胞がメラニン細胞にメラニンをつくれ』という指令を出す」という過程のみです。

したがって美白有効成分を選ぶときは「2.メラニンがつくられる」「3.メラニンが移送される」「4.メラニンが排出される」のいずれかの過程に働きかける成分を選ぶと良いでしょう。

そばかすのケアでお勧めする美白有効成分は「ビタミンC誘導体」です。これからできるソバカスを防ぐだけでなく、今あるそばかすの色を薄くする効果が期待できます。

ビタミンC誘導体はパッケージの表示成分には「アスコルビン酸(またはビタミンC)」と記載されています。美白有効成分を含んだ医薬部外品以外の化粧品にもビタミンC誘導体が配合されていることがあります。

しかし、配合量がごくわずかしか入っていない可能性があるので効果が確かな「医薬部外品」に分類されている商品を選びましょう。

遺伝的にそばかすができやすい人がいる

そばかすは遺伝的な要因が強いため、「自分はそばかすができやすい体質かどうか」を知っておく必要があります。今はそばかすが無くても突然目立ち始めることもあります。

肌が白いと言われる人、両親のどちらかにそばかすがある人は「そばかす体質」の可能性があります。

そばかすの生成を完全に防ぐことはできませんが、スキンケアや生活習慣に気を配ることでソバカスが濃くなったり増えたりすることを防ぐことは可能です。

そばかす体質の方は気をつけましょう。

紫外線対策は必須

「そばかすは遺伝が原因だから紫外線対策は必要ない」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、遺伝的な要因でつくられたそばかすであっても、紫外線を浴びることで濃くなったり大きくなったりする可能性があります。

従って紫外線対策は1年中行いましょう。紫外線対策の基本となる日焼け止めクリームは日常用と屋外レジャー用の2種類用意して使い分けるようにしましょう。

日常用の日焼け止めは「SPF30、PA+++程度」、レジャー用は「SPF50+、PA++++」を目安にすると良いです。

例えば以下は「SPF50+、PA++++」になります。

日焼け止めは日々進歩しており、使用感が良い上に日焼け止め効果の高いものがどんどん市場に投入されています。また、日焼け止めに配合されている成分は肌に良いものばかりではないので、なるべく劣化していない新しいものを使用した方が肌への負担を減らせます。

従って「使い切ってから新しい日焼け止めを買う」のではなく、毎年新しい日焼け止めを購入するようにしましょう。

物理的な刺激を与えないようにする

紫外線以外にも気をつけるべきことがあります。それは「物理的な刺激を減らす」ということです。

そばかすが気になって、必要以上に手で触ったりこすったりして刺激を与えていませんか。また手が肌に触れることで雑菌が繁殖し炎症やニキビを生じる可能性があります。

前述した通り、そばかすはメラニン細胞の機能が亢進することによってつくりだされます。

ここに物理的な刺激を与えると更にメラニン細胞が活性化して、そばかすが増えたり濃くなったりする可能性があります。

できるだけ触らない・触れないように心がけましょう。

そばかすはメイクで簡単に消える!

そばかすは10代で顕著に目立ち始めるため、比較的若い女性がそばかすに悩んでいるのではないでしょうか。例えば10代の女性であればスキンケアやメイクについての知識がまだ浅いかもしれません。

そこで誰でも分かるように簡単に説明していきます。

ここで紹介するメイクテクニックを取り入れることで、そばかすは簡単に消えます。

ファンデーションはカバー力の強いリキッドタイプを!

肌をきれいに見せるために、ファンデーションは肌表面を均一に整える役割を持ちます。10代の若い女性は元の肌が十分きれいなので、基本的にファンデーションは要りません。

しかし「そばかすによって自分に自信が持てない」のであればファンデーションでカバーすれば良いと思います。

ファンデーションには大きく「パウダーファンデーション」と「リキッドファンデーション」の2種類存在します。パウダーファンデーションは粉状のファンデーションで、さらさらした軽いつけ心地です。

一方で、液体状のリキッドファンデーションは密着力が高くしっとりした仕上がりになります。

若い女性の場合、「リキッドファンデーションは密着力が高いから苦手」という方が多いと思います。しかしパウダーファンデーションだとそばかすは隠しきれないのでリキッドファンデーションを用いるようにしましょう。

つけ心地が苦手な場合は、そばかすが気になる部分にのみ塗り広げましょう。顔全体に塗布する必要はありません。元の肌がきれいなので塗布した部分とそうでない部分に大きなムラは見られないはずです。

また、リキッドファンデーションの色選びは重要です。「少しでも肌を白く見せたい」と地肌よりも明るいトーンの色を選ぼうとする方も多いと思います。

しかし、地肌よりも少し暗めの色を選んだ方がそばかすの色をカバーすることができます。実際に試してみて色選びは慎重に行いましょう。

リキッドファンデーションは日焼け止めを塗った後に手にとって優しく塗り広げるようにしましょう。

広範囲のそばかすにコンシーラーは向いていない

コンシーラーはシワやシミ・そばかすを隠すための、よりカバー力の高い部分用アイテムです。スティックタイプや筆タイプなど様々なバリエーションがあります。

しかしピンポイントでできるシミとは異なり、広範囲にできることが多いそばかすにコンシーラーは向いていません。また、コンシーラーは力加減を誤ると刺激を与えるリスクもあり、メイク慣れしていない方には難しいアイテムとも言えます。

クレンジングでゴシゴシしない!

これまでメイクをほとんどしなかった方がリキッドファンデーションを使うようになった場合、「クレンジング剤を用いて落とさなければならない」と思うかもしれませんが、クレンジング剤を用いる必要はありません。

例えば濃いアイシャドウ(まぶたの上にカラーを塗って目を立体的に見せるアイテム)やマスカラ(まつ毛を濃く長くみせるためのアイテム)、アイライナー(目の周りを囲んで目を強調させるアイテム)などのアイメイクをした日はクレンジング剤が必要です。

しかし「アイメイクをしていない」あるいは「アイブロウ(眉毛を整えるためのポイントメイク)、薄いアイシャドウ程度」であれば、よく泡立てた洗顔料でリキッドファンデーションもポイントメイクもきれいに落ちます。

クレンジング剤は肌に負担のかかるアイテムなので極力使わないようにしましょう。

また、洗顔のときもゴシゴシこすらず優しく泡で包み込むようにして洗いましょう。

まとめ

そばかすとシミを同じものと捉えずに、そばかすにはそばかすのケアを施していく必要があります。しかし、遺伝的な要因が強いそばかすを完全に防ぐこと・消すことはできません。

そのため、そばかすと上手く付き合っていかなければなりません。幸いそばかすはメイクで簡単にカバーできます。スキンケアでそばかすの予防・改善ケアを行いながら、日中はリキッドファンデーションを用いて消しましょう。

また、適切な美白化粧品を活用してメラニン生成を防ぎ、そばかすを生じにくくすることも重要です。そのためには、美白有効成分ビタミンC誘導体が配合された医薬部外品の美白(シミ用)化粧品を用いてケアすることをお勧めします。

そばかすを防いだり改善したりするには継続したケアを行う必要があります。「たまに美白化粧品を使う」「1週間使用した」ではなく、長期的にそばかすを意識したスキンケアに取り入れていきましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い