あなたはシミができやすい体質だと思いますか。ホクロは多い方ですか。ソバカスはありますか。

シミはできやすい人・できにくい人がいるのは事実です。ホクロも人によって多かったり少なかったりします。これらは遺伝性のものなのでしょうか。

今回はシミ・ソバカス・ホクロの遺伝性やできやすい体質などについて見ていきます。

シミ・ソバカス・ホクロとは?

シミ・ソバカス・ホクロの違いをご存知ですか。

実は「シミ」は医学的な言葉ではないため、明確な定義は存在しません。一般的に肌にある茶色っぽい皮膚色をしたものを「シミ」と呼んでいるのです。従って、ホクロやウィルス性のイボに相当するものも「シミ」と認識している人もいます。

ここではまず、シミ・ソバカス・ホクロについて述べたいと思います。

シミ

一般的にシミとして認識されているものとして、以下のようなものが挙げられます。

・老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)

シミの中で一番多いのが老人性色素班です。紫外線が原因です。

・脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

シミの中でも、膨らみのあるイボのようなものを示します。ほとんどのお年寄りの肌に脂漏性角化症が存在します。

・雀卵斑(じゃくらんはん)

いわゆる「ソバカス」です。この記事ではシミとは分けて述べていきます。

・炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)

炎症によってメラニンが放出されてシミとして残ったものを炎症性色素沈着と言います。

・肝斑(かんぱん)

肝斑は女性ホルモンの乱れによって生じる、頬骨のあたりに左右対称にできるシミです。

・花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)

花弁状色素班は日焼け後に、背中や肩にできる花びらのような形をしたシミです。

・後天性真皮(こうてんせいしんぴ)メラノサイトーシス

通常のシミとは異なりより肌の奥深くでメラニンが蓄積したシミを後天性真皮メラノサイトーシスと呼びます。

このようにシミの原因は様々です。紫外線だけではなく肝斑のように女性ホルモンの乱れが原因だったり、炎症性色素沈着のように炎症によって生じたりするシミもあります。

今回の記事の「シミ」では、主に紫外線が原因で生じる「老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)」について提示することにします。一般的に肌に見られるシミで最も多いのがこの「老人性色素班」と呼ばれるシミです。「日光性黒子(にっこうせいこくし)」と言われることもあります。

老人性色素班は、紫外線による長年のダメージが蓄積しシミとなって現れます。紫外線の当たりやすい頬骨の高い位置にできることが多く、始めは薄い茶色ですが次第に濃くはっきり目立つようになります。数ミリから1センチ程度の丸い形をしていることが多いシミです。

ソバカス

ソバカスは雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。

ソバカスは10代くらいから鼻を中心に小さい色素班が散らばるようにできます。ソバカスの場合、シミのような丸い形ではなく、三角や四角い形をしていることが多いのが特徴です。ソバカスは白人に多く、日本人では色白の人に多く見られます。

ホクロ

ホクロはメラニンを作り出す「メラノサイト」という細胞が皮膚の一部で異常に増殖することで生じます。ホクロが黒く見えるのはメラノサイトによってメラニンが集中して作られるためです。ホクロの中には膨らみを持つものや毛の生えているものも存在します。

このメラノサイトの異常な増殖は「ガン化」と捉えることもできます。しかし一般的なホクロは人の命を奪うような悪性のものではなく良性の腫瘍(ガン)なので心配は要りません。稀に、悪性のホクロも存在し、皮膚ガンを招くことがあります。

シミ・ソバカス・ホクロの原因や特徴はそれぞれですが、いずれもメラニン色素が溜まることによってできるものです。

シミ・ソバカス・ホクロは遺伝するのか

それでは「シミ・ソバカス・ホクロは遺伝するのか」についてそれぞれ見ていきましょう。

シミのできやすさは遺伝する

日本人の中には、同じ量の紫外線を浴びても「シミができにくい人」と「シミができやすい人」が存在します。

これは「シミのできやすい遺伝子タイプを持っているかどうか」が影響していると考えられています。そしてこの遺伝子タイプは遺伝すると考えられます。

・MC1R遺伝子がシミのできやすさと関係している

ある大手化粧品メーカーの研究グループが報告した内容によると、「シミのできやすさは、メラニン合成の鍵を握る「MC1R」という遺伝子が影響している」と示唆されています。

「MC1R」にはシミができやすい「シミ型」とシミが比較的できにくい「通常型」の2タイプが存在するそうです。

そしてシミ型タイプのMC1R遺伝子を持つ人は、日本の北側(北海道、東北あたり)と南側(九州、沖縄あたり)に多いことも解りました。

さらに、シミ型タイプのMC1R遺伝子のルーツを調べると縄文人由来であることが判明したのです。縄文人のMC1R遺伝子のタイプは100%がシミ型だったそうです。

日本の北側と南側の地域には「縄文人の遺伝子が受け継がれている」と言われており、まさに「シミのできやすさ」も遺伝してきたと考えられます。

・日本人は縄文人と弥生人の血が混じっている

日本人は縄文人と弥生人の両方の遺伝子を受け継いでいると言われています。

縄文人は、肌の色が濃く、彫の深い二重のまぶたを持っていたと言われています。また髪はくせ毛だったようです。一方で弥生人は色白で、彫の浅い一重まぶたの人が多かったようです。

つまり縄文人はシミができやすい肌を持っており、弥生人はシミのできにくい美白肌を持っていたと言えます。

縄文人と弥生人の特徴を見て、自分が縄文人の要素が多いのか、弥生人の要素が多いのかを考えればあなたが「シミができやすい体質か、シミができにくい体質か」が分かるのです。

・両親にシミの多い人は要注意

MC1Rのタイプを調べるには遺伝子検査をしなければなりません。そこで、最も手っ取り早く「自分はシミができやすいのか」を知りたいのであれば両親の肌を見てみましょう。

両親のどちらかがシミの多い肌を持っていればあなたもシミのできやすい遺伝子を受け継いでいる可能性があります。

10代20代の若いうちは、メラニンが肌の奥に存在するためシミとして目立ちません。しかし、そのシミが40代・50代になると濃く大きく目立ってきます。

「今はシミがないから自分はシミができにくい肌質なんだ」と思っていても10年後・20年後同じことが言えるかは分かりません。従って、両親がシミのできやすい肌なのかということを考慮して、もしもシミができやすい体質である可能性が高い場合は、若いうちから徹底的な紫外線対策と美白ケアをすることをお勧めします。

ソバカスは遺伝性

ソバカスは遺伝的要素が強いと言われています。特に子どもの頃からあるソバカスは遺伝性のもので予防は難しいとされています。しかし、加齢に伴い濃くなってくるシミに対し遺伝性のソバカスの場合は年齢と共に消えたり薄くなったりすることがあります。

一方で、後天的(遺伝性や生まれつきではない)にできたソバカスは紫外線やストレス、外部刺激などが原因で生じ、自然に消えることはありません。しかし後天性のソバカスに対しては予防や改善することが可能です。

そして後天的にソバカスができるかどうかについてもやはり遺伝による体質があるようです。両親がソバカスのできやすい体質であれば、それがあなたにも受け継がれている可能性があります。

もしもソバカスのできやすい体質でありそうなら、できるだけ早くから入念な紫外線対策と美白ケアを行いましょう。

ホクロも遺伝する可能性がある

実はホクロと遺伝の関係性については現在のところ科学的には解っていません。

しかし、「親と同じ場所に生まれつきホクロがある」「兄弟みんな同じ場所にホクロがある」などという話はよく聞きます。

そもそもホクロは体のエラーによってメラノサイトが異常に増殖して発生するものです。従って予防は難しいのですが、紫外線や外部刺激などによりさらにメラノサイトが活発になってメラニンを放出しホクロが濃くなったり大きくなったりすると言われています。よって紫外線対策は大切です。

また、気になるからといってホクロを引っかいたりこすったりといった外部刺激を与えないようにしましょう。

生まれつきのソバカスやホクロはレーザーによる治療で消すことも可能です。特にホクロの場合は美白ケアによる効果は期待できないので「消したい!」という場合はクリニックに行く方が良いでしょう。

人種による生まれつきの色素班も存在する

あなたは、赤ちゃんの背中やお尻の周りにある青色のアザのような色素班を見たことはあるでしょうか。

赤ちゃんが生まれつき持っている青色の色素班は「蒙古斑(もうこはん)」と呼ばれ、シミの一種として分類されることもあります。

蒙古斑は赤ちゃんが母体にいるときにできるものです。皮膚が完成していく途中で表面に出るはずのメラニン色素が肌の奥の真皮の部分で留まってしまい色素が沈着してしまいます。それが青いアザのように見えるのです。

実は蒙古斑は全ての赤ちゃんに見られるわけではなく、黄色人種特有の生まれつきの色素班です。黒人や白人の赤ちゃんには蒙古斑は存在しません。

一般的に蒙古斑は10歳ころまでにきれいに消えていくことがほとんどです。従って特に何かケアをしたり防いだりする必要はありません。

しかし、稀に大人になっても蒙古斑が残ることがあります。長年蓄積しているメラニンには美白化粧品よりもレーザー治療などを施す方が良いでしょう。

まとめ

シミ・ソバカス・ホクロができやすいかどうかは自分の生まれ持った体質や遺伝によって決まり、ある程度予想することができます。

特に若いうちは「自分はシミができやすいのか」という事は分からないと思います。両親の肌質や遺伝子情報などを参考にして自分の体質を知っておくことは大切です。

それに合わせて早期から美白ケア・紫外線対策をすれば、将来シミやソバカス、ホクロに悩まない美白肌をキープできるかもしれません。


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