リベシィホワイトという美白スキンケア化粧品をご存知でしょうか。以前テレビCMをしていたので知っている方も多いと思います。リベシィホワイトは乳酸菌飲料で有名なヤクルトが開発・販売している化粧品ブランドです。

インターネット上で様々な口コミが見られますが、やはり実際に自分の肌で使ってみないと分かりません。1週間分のリベシィホワイトが税抜1500円(送料無料)でお試しできるということで注文してみました。

ブランドコンセプトや商品展開、使用感などについてサンプルに触れながら確認していきたいと思います。

リベシィホワイトセットが家に届いた

サンプルセットを注文するとクロネコヤマトから宅急便でこのようなボックスが届きました。

中には、サンプルセットと商品リーフレット、お手入れの紹介パンフレット、通信販売の案内書などが入っていました。

サンプルセットは以下のような感じです。

左からリベシィホワイトクレンジングオイル(薬用メイク落とし)・リベシィホワイトウォッシング(薬用洗顔料)・リベシィホワイトローション(薬用美白化粧水)・リベシィホワイトミルク(薬用美白乳液)・リベシィホワイトUVカットミルク(日中用の薬用美白乳液)の5点入っています。

なお、なぜヤクルトが化粧品を販売しているのでしょうか。そしてリベシィホワイトとはどのようなブランドラインなのでしょうか。

ヤクルト・リベシィホワイトについて

ヤクルトは乳酸飲料メーカーとしてあなたもご存知だと思います。私自身、毎日ヤクルトを飲んでいます。というのも近年腸内環境の研究が進み、「腸の健康は体の健康、そして美容にも深く結びついている」ことを知ったからです。

「腸内細菌を利用して病気の予防や治療を進めていく」という方法も次々に開発されています。腸活(腸内環境を整えて健康な体へ導く健康法)を実践している私にとって、ヤクルトが開発する化粧品は非常に興味がありました。

リベシィホワイトのブランドコンセプト

ヤクルトが販売するスキンケア化粧品は、腸内細菌の善玉菌である「乳酸菌の働き」を肌に応用した化粧品です。「お腹に良いものは肌にも良い」というコンセプトのもと、化粧品の研究・開発を行っています。

ただ、ヤクルト飲料に配合されているような乳酸菌そのものを配合しているわけではなく、ヤクルト独自の乳酸菌由来の保湿成分「乳酸菌発酵エキス」が配合されています。乳酸菌が作り出す保湿成分が肌を守る働きをします。

ちなみにヤクルトが昔ビン詰めで売られていた頃に、回収されたビンを手作業で洗う人の手は長時間の水仕事にも関わらずスベスベだったと言われています。乳酸菌が作り出す成分に触れることでなめらかな肌になっていたのではないかと考えられています。

リベシィホワイトはヤクルト化粧品の美白ブランドです。

肌が紫外線のダメージを受けてからメラニンが肌の外へ排出されるまでのメラニンサイクルに着目して、「守る・潤す・抑える・促す」の4つの角度からアプローチしていきます。

リベシィホワイトは「ビタミンC誘導体」を美白有効成分とした医薬部外品です。美白有効成分以外には3つの乳酸菌由来の保湿成分、植物エキスなどが配合されています。

リベシィホワイトは乳酸菌と美白のダブル効果により、くすみのない肌へ導く美白ラインです。

実際にリベシィホワイトセットを7日間試した感想

それでは1アイテムずつ使用感や配合成分について見ていきましょう。

・リベシィホワイトクレンジングオイル20ml

通常価格200ml、4500円(税別)です。

こちらのクレンジングオイルは抗炎症成分「グリチルレチン酸ステアリル」を有効成分とした医薬部外品です。しかし、クレンジングオイルに抗炎症成分を配合しても洗い流してしまうため、あまり意味がないと思います。

「洗い流している間にも成分が吸収されるのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、抗炎症成分と同時にクレンジングオイルが肌に吸収されると考えると、むしろ怖いと感じてしまいます。

使い方として、まずクレンジングオイルを手に取ってメイク全体になじませます。その後、水を加えて乳化(水と油が混じり白く濁ること)させ、洗い流します。

クレンジングオイルは濡れた手でメイクとなじませると、「メイクがきれいに落ちない」という弱点があるため、お風呂の中では使用できないのが残念です。

お風呂に入る前にクレンジングオイルでメイクを落としてみました。

クレンジング効果は高く、ウォータープルーフのマスカラもきれいに落ちました。ただ、目の中にオイルが入ってしまい非常に痛かったので、目元のクレンジングには注意が必要です。

・リベシィホワイトウォッシング10g

通常価格120g、4500円(税別)です。

洗顔料もクレンジングオイルと同様、抗炎症成分「グリチルレチン酸ステアリル」を有効成分とした医薬部外品です。同じく洗い流しのアイテムに有効成分を配合してもあまり意味がありません。

では、一体なぜ有効成分を配合するのでしょうか。

それは美白ライン全てを「医薬部外品」とした方が、ブランドとして統一感があるからだと思います。しかし、医薬部外品とすると原料コストが上がり、商品価格も高く設定しなければなりません。

だったら医薬部外品にせず化粧品として開発して、その分価格を下げた方が消費者のためになるのではないかと思います。

話を戻しますが、洗顔料の泡立ちは良いです。キメの細かい泡が簡単に作れました。

洗い上がりは、さっぱりしています。洗い上がりのつっぱり感などはなく、脱脂力(皮脂を落とす力)はそこまで強くないです。

・リベシィホワイトローション30ml

通常価格130ml、6500円(税別)です。有効成分は「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」と「グリチルリチン酸2K(抗炎症成分)」のダブル処方です。

「美白になぜ抗炎症成分が入っているのか」と疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実はメラニン(シミの元)ができる原因は紫外線だけではありません。長引く炎症によって刺激を受けたメラニン細胞がメラニンを放出してシミが生成されるのです。

したがって、グリチルリチン酸2Kで炎症を抑制することは美白につながるのです。また、グリチルリチン酸2Kはニキビの予防・改善効果もあります。

つまり、リベシィホワイトローションで、美白とニキビの両方のケアが期待できます。

見た目は、とろみのないみずみずしい外観です。美白化粧水にありがちな「きしみ」はありませんでした。個人的にはもう少し保湿力が高い方が良いですが、美白化粧水にしては潤っていると感じました。

使い方として「コットンに含ませ」とありますが、コットンを使うと量をたくさん含まさなければならず、また物理的な刺激も気になるので私は手で直接塗布するようにしています。

・リベシィホワイトミルク20ml

通常価格100ml、6500円(税別)です。「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」と「グリチルリチン酸ステアリル(抗炎症成分)」のダブル処方です。

ローションに配合されている「グリチルリチン酸2K」との違いは水溶性(水に溶ける)か油溶性(油に溶ける)かの違いです。

化粧水はほぼ水なので水溶性の有効成分を配合し、ミルクは油も配合するので油溶性の有効成分を配合しているのです。

サンプルの中でミルクの使用感が一番気に入りました。肌馴染みが良く、しっとりうるおうのにベタつきません。伸びも良いので少量ずつ使えます。

・リベシィホワイトUVカットミルク8ml

通常価格30ml、6000円(税別)です。SPF(紫外線UVBをカットする指標)17、PA(紫外線UVAを防御する指標)++です。

UVカットミルクも乳液と同様に有効成分「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」と「グリチルリチン酸ステアリル(抗炎症成分)」のダブル処方です。

UVケアアイテムにまで有効成分を2種類配合しているのには驚きました。しかし、紫外線をカットする成分は肌への負担が大きく、吸収されると良くありません。

一方で、ビタミンC誘導体と抗炎症成分は肌に吸収されなければ効果が発揮できず意味がありません。

これらの成分が一体どのように調整されているのかが疑問です。

印象としては「昔ながらの日焼け止め」という感じでした。日焼け止め特有の嫌なきしみがあり、個人的に好きな使用感ではありません。刺激も少し感じました。

商品展開・商品価格について

続いてリベシィホワイトの商品展開・価格について見ていきましょう。

商品展開について

トライアルセットにはクレンジング・洗顔・化粧水・乳液・UVカット乳液の5アイテムが入っていましたが、それ以外にもリベシィホワイトシリーズには以下のアイテムが販売されています。

・リベシィホワイトマッサージ(100g/税抜5000円)

洗い流すタイプのマッサージクリームです。乳液やUVカットミルクと同様に有効成分「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」、「グリチルレチン酸ステアリル(抗炎症成分)」のダブル処方です。

・リベシィホワイトクレイパック(80g/税抜4000円)

洗い流すタイプのクレイ(泥)パックです。ローションと同様、有効成分「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」と「グリチルリチン酸2K(抗炎症成分)」のダブル処方です。

使い方としては、顔全体にムラなくのばしたあと、10分程度パックして洗い流します。

・リベシィホワイトエッセンス(40ml/税抜7000円)

リベシィホワイトエッセンスは美白美容液です。他のアイテムと同様に有効成分「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」、「グリチルレチン酸ステアリル(抗炎症成分)」のダブル処方です。

「美容液なので他に何か特別な成分が入っているのではないか」と期待して全成分を確認してみましたが、特に乳液と変わらない成分内容でした。

正直なところ「価格と内容が見合っていない」と感じました。この美白美容液を購入するのであれば、ほぼ同じ内容の乳液を購入する方がお得といえます。

・リベシィホワイトクリーム(40g/税抜7000円)

美容液と同様、有効成分「アスコルビン酸2-グルコシド(ビタミンC誘導体)」、「グリチルレチン酸ステアリル(抗炎症成分)」のダブル処方です。

商品価格について

リベシィホワイトは決して安い価格帯ではありませんが、化粧水・乳液・クリームを中心に有効成分が2種類配合されている高機能な医薬部外品のスキンケア化粧品としてはお手頃な価格ではないかと感じました。

ただし、前述した通り「有効成分を配合してもあまり意味のないクレンジング・洗顔料」「特別な美容成分が配合されていない美容液」は金額の割には高いと思います。

総合的な感想

リベシィホワイトブランド全体の良い点と残念な点を挙げてみました。

良い点

・自社の研究所を持つ

有名な化粧品メーカーでも、実際には自社研究所を持たずに商品コンセプトのみ決めて、あとはOEM(受託製造会社)に商品を開発してもらう会社が数多く存在します。

しかしヤクルトには自社研究所・自社工場が存在し、研究・商品開発から製造販売まで全てを自社で行っています。

また、配合する成分は通常原料メーカーから購入しますが、「乳酸菌発酵エキス」などはヤクルトで独自に開発したオリジナルの成分です。

つまり、ヤクルトの化粧品ブランドは「他社にはない特徴を持っている」といえます。

・有効成分が2種類配合された高機能なスキンケア化粧品

化粧水・乳液・クリーム・美容液・UVケアにまで有効成分が2種類配合されていました。美白効果だけでなく、ニキビケアにも使えるリベシィホワイトは高機能なスキンケア化粧品といえます。

高機能な割には価格もお手頃だと感じました。

残念な点

・パッケージデザインが古臭い

化粧品の価値のひとつに「パッケージデザイン」も含まれると考える方も多いのではないでしょうか。洗面台に置くだけで華やかになるようなデザインはそれだけで価値があります。

リベシィホワイトは決して安い価格帯ではありませんが、パッケージのデザインから高級感は感じられず「昔ながらの化粧品」という印象を受けました。

・サンプルセットにクリームが含まれていない

トライアルセットに化粧水・乳液はあるのになぜかクリームのサンプルがないのが不思議でした。

日中のお手入れは化粧水・乳液で済ませることも多いのですが、夜のお手入れは化粧水・乳液・クリームあるいはオイル・美容液などを必ず塗布する私にとって、クリームがないとライン使いの評価ができません。

少なくとも夜のお手入れにおいて、サンプルの化粧水と乳液のみでは肌の乾燥を感じてしまいました。

リベシィホワイトサンプルセットレビューのまとめ

リベシィホワイトをライン使いするのであれば、化粧水・乳液・クリームの3品を選択するのが良いと思います。洗い流すアイテムは割高であり、美容液などのスペシャルケアは成分がほとんど同じなので、特別な効果は得られないと思います。

ヤクルトの化粧品研究所では新規化粧品成分の研究開発や、物理化学や界面化学を駆使した製剤技術の開発にも取り組んでいます。今後もヤクルトから発売される化粧品が楽しみです。