「美白化粧品を使うと肌がピリピリする」「敏感肌だから美白用品を使うのが怖い」という方は多いのではないでしょうか。確かに、機能性化粧品である美白用品は通常のアイテムに比べると刺激を感じやすいといえます。

しかし、刺激を感じるのは敏感肌の方だけではなく、ノーマルな肌の方でも同じです。敏感肌だからといって美白自体を諦める必要はありません。美白化粧品の選び方・使い方を正しく行えば、自分に合った美白ケアが見つかるはずです。

今回は、そんな敏感肌や自分には美白化粧品が合わないと思い込んでいる方に、失敗しない美白ケアについて述べていきます。

なぜ、美白化粧品は刺激を感じやすいのか?

基礎化粧品にはさまざまな機能性をもった商品が存在します。敏感肌向け、アンチエイジング用、ニキビ肌向け、乾燥肌用…など、目的に合わせて基礎化粧品を選ぶ方が多いのではないでしょうか。

これらの機能性化粧品の中でも美白化粧品は一般的にピリピリ、チクチクといった刺激を感じやすいといわれています。そのため、敏感肌の方は手を伸ばしにくいアイテムだと思います。

一体なぜ、美白化粧品は刺激を感じやすいのでしょうか。理由は2つあります。

美白有効成分が高配合されている

それは美白化粧品には美白有効成分(厚生労働省が効果を認めている成分)が配合されているからです。「美白」という表記をするためには、その製品は「医薬部外品」でなければなりません。

医薬部外品は、有効成分を定められた範囲内の量で配合し、厚生労働省に申請して許可をもらう必要があります。

もちろん美白有効成分は安全性や有効性がきちんと確認されているのですが、定められた範囲内の量が一般的な基礎化粧品に配合される成分濃度に比べると高いのです。例えば、美白有効成分として広く使われているアスコルビン酸(ビタミンC)は3~5%も配合することができます。

「3~5%」と聞いても基準がよくわからないかと思いますが、有効成分でこれだけ配合できるのは珍しいといえます。医薬部外品で抗炎症剤として肌荒れ化粧品などに用いられるグリチルリチン酸の配合量は0.1%程度です。

一方で、美白有効成分はアスコルビン酸以外にも、アルブチンは3%程度、トラネキサム酸は1~2%程度配合されています。

美白有効成分の配合濃度は高いのです。よって敏感肌の方は刺激を感じやすくなってしまいます。

美白化粧品は乾燥しやすい

「美白化粧品と使うと肌の乾燥を感じる」という経験のある方は多いのではないでしょうか。実はこの乾燥感も美白有効成分の高い配合量と関係があります。

多くの美白有効成分は原料が粉末状です。化粧水・乳液・クリームの中では溶けていますが、肌に塗って時間が経つと浸透しなかった粉末状の有効成分の水分が抜けて肌の上に残ります。これが粉っぽくなり、乾燥した感覚、また時には刺激やかゆみを感じる原因につながります。

このように美白化粧品は有効成分の濃度が高いため、通常のアイテムより刺激を感じやすくなってしまうのです。

しかし、最近ではメーカーの技術の進化もすすみ、美白化粧品特有の乾燥感も改善されてきています。「以前美白化粧品を試したことがあるけど肌のつっぱる感じが嫌い」という印象を持っていても、最新の商品では解消されている場合があります。

日々新しい製品が開発されているので、新しい商品を使えば変わるかもしれません。長期間美白化粧品を試していない方はぜひ、最新の美白化粧品を試してみることをおすすめします。

敏感肌が刺激を避けて美白する方法

それでは、どのようにすれば美白化粧品の刺激を避けて美白効果を得ることができるのでしょうか。それには、いくつか方法があります。

化粧水は通常のもの、あるいは敏感肌用のものを使う

洗顔後一番に肌に塗布するアイテムは、多くの方が化粧水だと思います。洗顔で肌の水分・油分が流れ、アイテムが最も浸透しやすい状態になっている肌に、美白化粧水を塗布すると敏感肌の場合は刺激を感じやすくなってしまいます。

また化粧水はほとんどが水分ですので、前述した通り肌の上に粉末が残りやすい状態になってしまいます。ピリピリ、チクチクといった刺激を感じたり、かゆくなったりすることがあります。

そこで、一番初めに塗布する化粧水は美白以外の通常のアイテム、あるいは敏感肌用の化粧水を用いるようにしましょう。

有効成分が2つ以上入っているものは避ける

ブランドによって美白化粧品に配合されている有効成分は異なります。最近では美白有効成分を2種類以上組み合わせている商品も存在します。有効成分の数が増えるほど、美白効果は期待できますが、その分刺激や肌荒れなどのリスクも高まります。

一番避けたいことは、きれいになるはずの化粧品を使用して逆に肌が荒れてしまうことです。

敏感肌の方は元々肌荒れを起こしやすいリスクが高いので、有効成分が2種類以上配合されているような美白化粧品は避けることをおすすめします。

美白有効成分をひとつひとつ試してみる

美白化粧品を使用して刺激を感じるようなら、その商品に配合されている美白有効成分が肌に合っていない可能性が高いといえます。

現在販売されている美白化粧品に配合されている美白有効成分には、さまざまな種類が存在します。美白有効成分はそれぞれ化学構造が異なるため、肌への作用機序も違います。そのため、それぞれの成分によって「肌に合う」「合わない」といった個人差が生じます。

しかし、一つの美白有効成分が合わなかったからといって、その他の有効成分が肌に合わないわけではありません。自分に合った化粧品を探すには、ひとつひとつ試してみるしかありません。美白有効成分の異なる商品の試供品やトライアルセットなどを使って様子をみてみましょう。

肌のコンディションをみて美白化粧品を使う

敏感肌に限らず、自分の肌の調子を確認しながらそのときに合った美容ケアをすることが大切です。女性の場合は、そのときの体調やホルモンバランスの影響が肌にダイレクトに伝わります。

特に生理周期は意識するようにしましょう。生理周期によって女性ホルモンのバランスが変化するため、生理前は肌が荒れやすく、生理後は肌の調子が最もよい状態といわれています。

よって美白化粧品に限らず新しく化粧品を試す場合は、生理後の肌のコンディションのよいときに試すようにしましょう。

さらに、肌荒れしているとき、ニキビがひどいとき、日焼けした直後などは肌が敏感になっているときです。従って敏感肌の方に限らず、もともと刺激を起こしやすい美白化粧品自体の使用を控えましょう。

通常は問題なく使えていても、肌のコンディションが悪いときに使用すると刺激を感じ、また肌荒れを生じるリスクが上がります。

一度肌荒れを起こしてしまうと次に使うのが怖くなる方もいらっしゃると思います。長く使い続けるためにも、敏感肌の方は特に、肌の様子をみて美白ケアを行いましょう。毎日欠かさず美白ケアする必要はありません。

「肌の調子が悪いからしばらくは敏感肌用のスキンケアに戻そう」といったように自分で判断できるようになることが理想です。

よって、美白用品以外の敏感肌アイテムも常備しておくようにしましょう。

刺激の強い成分が配合されているアイテムは避ける

美白化粧品を使用して肌荒れを起こすのは美白有効成分だけが原因ではありません。アルコールや防腐剤、界面活性剤(乳化剤とも呼ばれます。油と水を混ぜたり、浸透力を高めたりする目的で配合されます)といった刺激の強い成分が高配合されていると、敏感肌の方は刺激を感じてしまいます。

パッケージの表示成分を見て、高配合されているかどうか見極めるのは難しいところですが、1%以上配合されている成分については分量の多いものから順に並べるルールが存在します。

よって表示成分の最初の方(2行目あたりまで)に刺激の強い成分名が記載されている場合、刺激の強い化粧品である可能性が高くなります。

また化粧品自体の成分構成によっても刺激の伝わり方が変わってきます。例えば同じ成分が配合された化粧品であっても、配合量のバランスが異なることで浸透力が高まり刺激を感じたり、ある成分の配合量が一定量を超えることで肌がピリピリしたりする場合があります。

表示成分を見るだけでそこまで判断するには限界があります。従ってひとつひとつ商品を試してみる他ありません。

まとめ

敏感肌の方でも上記のことに気をつければ美白ケアをすることは可能です。大切なのは、自分の肌を常に観察し、少しでも様子がおかしいと感じた場合は無理して継続せずに、使用をやめて様子をみることです。

自分にはどの美白有効成分が合い、どの成分が肌に合わないのか考えてみることも必要です。

さらに、肌はそのときそのときでコンディションが異なります。肌とのコミュニケーションをとりながら自分に合った美白化粧品を使って美白を目指してみてください。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い