化粧品売り場では様々なブランドの美容液が販売されています。

魅力的なキャッチフレーズ・高級感のあるパッケージ・憧れの女優の起用など様々な方法で女性の心を惹きつけています。

しかし、「種類がありすぎてどれを選んでいいか分からない」という方や「価格が高いため色々試すことはできない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。値段が張るアイテムだからこそ本当に価値のある商品を慎重に選びたいでしょう。

また、スキンケアのアイテム数が増えれば増えるほど、肌はますます美しくなるのではないかと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、肌が吸収できる量には限界があります。

従って、アイテム数を増やすよりも自分の肌状態に合っている質の高いものを選ぶべきです。

今回は、「自分に合った美容液選びのポイント」について説明します。

美容液の定義とは?

そもそも「美容液」とはどのようなアイテムを指すのでしょうか。実は「美容液」には明確な定義はありません。従って、化粧品を販売するメーカーが「これは美容液です」と位置づければ、それは美容液になるのです。

スキンケアラインの中でも美容液には「特別感」があります。スペシャルケアアイテムという位置づけで価格も高く設定されます。そのためメーカーとしては美容液の開発には特に力を入れます。

新しいブランドのスキンケア化粧品を使ってみたいという方は、まず美容液を使ってみるといいかもしれません。

美容液の種類について

美容液の種類について剤型別・目的別に分けて見ていきましょう。

剤型別による美容液の違い

美容液には化粧水のようなテクスチャーのものからクリームに近いものまで、さまざまなタイプが存在します。主な4つのタイプを挙げました。

・ローションタイプ

最も多いのが油分を適度に含んだローションタイプの美容液です。半透明な外観でとろみがあり、高級感があります。

・クリームタイプ

スキンケアの最後に用いるクリームタイプの美容液も存在します。パック効果を謳うものが多いです。

・ジェルタイプ

ジェルタイプの美容液はみずみずしいテクスチャーです。「アイテム数が多くて肌がベタつく」という方にはジェルタイプの美容液が適しているでしょう。

・オイルタイプ

オイルタイプの美容液は肌を柔らかくすることが期待でき、乾燥肌の方に向いています。ただし、朝のお手入れにオイル美容液を使用すると化粧崩れしやすくなる可能性があります。

目的別による美容液の違い

美容液を使用する最大の目的は「肌悩みを解消する」ということです。化粧水・乳液・クリームといったベースのスキンケアに加えて、美容液で肌悩みを解決します。

・美白美容液

シミを薄くしたり、肌のトーンアップを目指したりしたいという方は美白美容液を使用しましょう。しかし顔の一部に目立つシミがある場合、部分的に美白美容液を用いなければ顔全体がトーンアップすることで、かえってシミが目立つ場合があります。

また、美白美容液の場合は「医薬部外品にこだわりすぎない」ことも重要です。医薬部外品には美白有効成分が配合されており効果が期待できるのですが、同時に様々な制限が課せられています。美白有効成分の配合量に上限があったり、医薬部外品には入れることのできない美白成分が存在したりするのです。

一方で化粧品の場合だと医薬部外品のような制限がないため、美白有効成分を高配合したり新しい美白成分を配合できたりします。メーカーが最も力の入れる美容液であれば、医薬部外品でない方がかえって高い美白効果が期待できる場合もあるのです。

・保湿美容液

保湿美容液は乾燥肌の方には必要かもしれませんが、基本的に化粧水・乳液・クリームで十分なので保湿美容液をあえて購入する必要はないといえます。それでも「ベースのスキンケア用品のみでは乾燥する」という方はシートマスクを保湿美容液代わりに使用してみてはいかがでしょうか。

シートマスクは肌に密着して保湿液を与えるため手で塗布するよりも肌が潤います。高価なシートマスクを時々使用するのではなく、安価に販売されているものを毎日使用する方が効果的です。

・アンチエイジング美容液

アンチエイジング美容液はシワやたるみなどエイジングサインの解消が期待できます。シワ用の美容液を選ぶのであれば、パッケージに「乾燥による小ジワを目立たなくする」という効能表現があるものを選びましょう。

この表記は決められたガイドラインに基づき、「シワが改善された」というデータの示せる商品にしか記載できないことになっています。

・ブースター美容液

近年「ブースター美容液」あるいは「導入美容液」という新たな付加価値のついた美容液が販売されるようになりました。化粧水・乳液・クリーム・美容液に加え、さらにブースター美容液を使っている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

ブースターとは英語で「booster:押し上げ、後押し」という意味です。化粧品においてブースター美容液は「その次に使用するアイテムの浸透を良くするもの」として位置づけられています。

コスメカウンターに行くと実際にブースター美容液を用いて化粧品の肌馴染みの違いを見せてくれます。

例えば、右手の甲には化粧水を一滴、左手の甲にはブースター美容液を塗布した後に化粧水を一滴垂らします。するとブースター美容液を塗布している方は化粧水がスッと肌に馴染んで浸透しているように見えます。

コスメカウンターでは「ブースター美容液が化粧水の通り道をつくってくれるから浸透する」と説明されます。

しかし実際には、ブースター美容液に含まれる界面活性剤(水分と油分を混ぜるのに必要な原料)によって表面張力が低下して肌に馴染んだだけです。表面張力とは水滴が表面積を小さくするように働く力のことです。

ブースター美容液の代わりに乳液を用いて同様のことをすると、同じ結果が得られます。乳液にも界面活性剤が含まれているからです。

従ってブースター美容液は乳液を2回肌に塗っているようなものです。アイテム数が増えるだけなので、わざわざ高いお金を払って購入するほどではないと考えられます。

美容液の効果を上げるには?

美容液の効果を上げる方法をご紹介します。

アイテム数を増やし過ぎない!美容液は一つに絞る

冒頭で述べた通り、肌が吸収できる量には限度があります。つまり肌にスキンケア化粧品を塗りたくっても意味がないのです。しかし、化粧品メーカーはアイテム数を増やせば増やすほど儲かるため、様々な方法で消費者に購入させようとします。

セールストークをそのまま鵜呑みにせず、「本当に必要なものか」よく考えるようにしましょう。

「化粧水・乳液・クリームに美容液を3種類使ってケアをしている」というような方もいらっしゃいますが美容液は一つに絞りましょう。また化粧水・美容液・クリームといった3ステップでもかまいません。

さらにスキンケア化粧品は開封後なるべく早く消費した方が新鮮な状態で肌に塗布することができます。あれもこれも欲張って開封すると使い切るまでに時間がかかってしまうこともあります。アイテムを絞って新鮮なうちに使い切るようにしましょう。

美容液は最新の商品を!

美容液はメーカーが最も力を入れるアイテムです。従って最新の技術や美容成分が使われます。従って「お気に入りの美容液を使い続ける」のではなく、どんどん新しい商品を試してみましょう。

美容液を塗布する順序を知っておく

同じブランドのスキンケアラインであれば美容液をつける順番が示されていますが、他のブランドのスキンケア用品と併用する場合、その順番が分からない方もいらっしゃるでしょう。

スキンケア化粧品を塗布する順番として、化粧水・美容液・乳液・クリームの順が一般的です。しかし、これは全てのアイテムに当てはまるわけではありません。知っておくべきことは、「水分の多いアイテムから塗布していき油分の多いクリームでフタをする」ということです。

洗顔後の肌は潤いが流れでて乾燥しているため、まずは水分ベースの化粧水で肌全体を保湿する必要があります。化粧水のみだと乾いてしまうため、次に油分の含まれたアイテムを重ねていくのです。

ここで化粧水の次にいきなり油分の多いクリームでフタをしてしまうと、その後でいくら高級な美容液を塗布しても肌に吸収されず意味がありません。もちろん「化粧水とクリームしか使わない」のであればこの順序で問題ありません。

また、一般的に「美容液の後が乳液」とされていますが、これも美容液がコクのあるクリームに近いタイプであれば乳液の後に塗布するべきです。さらにブースター美容液であれば化粧水の前に用います。

このように使うアイテムや、そのアイテムの性質によって使う順序を変えていく必要があります。しかし「油分の多いアイテムが後」と聞いても自分の使用しているアイテムの油分の量は分からないと思います。そこで、「中身の色」と「粘度(硬さ)」で判断する方法があります。

中身の色が白いほど油分が多い

水分に油分が加わると乳化して白濁します。油分の量が少ないと半透明、量が増えるに従い白くなっていきます。

粘度の高いものほど油分が多い

油分が多くなるにつれて白濁すると同時に、粘度(硬さ)も高くなります。これは化粧水と乳液とクリームを比べるとよく分かると思います。

つまり、半透明の美容液の場合は乳液の前、乳液よりも白く粘度が高いのであれば乳液の後が理想的と言えます。ここで一つ注意したいのが、ジェル状のアイテムです。ジェルは粘度が高いのですが、実際には油分が多く含まれているわけではありません。高分子という増粘剤を配合することで粘度を高めています。

従って粘度の高いジェル状の美容液は化粧水の後、乳液の前に使用しましょう。

まとめ

美容液はスキンケア化粧品の中で最も期待するアイテムではないでしょうか。だからこそ少々値段が張っても思い切って購入する方も多いと思います。今回述べた美容液選びのポイントを押さえて、自分に合った美容液を選び、正しい使い方で美肌を目指しましょう。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。