あなたは目の周りのシミに悩んでいるでしょうか。日本人女性の顔は、目の下(目尻の下を含む)から頬全体にシミができやすいと言われています。目の周りのシミは、頬よりも目立ちやすく目元の印象を大きく変えてしまうので改善したいと思っている女性も多いでしょう。

実は目元のシミは紫外線だけが原因ではなく、あなたの習慣付いたクセによってできている可能性があります。つまり、そのクセを直すことでシミを防げるということです。

そこで今回は目の周りのシミをこれ以上増やさない、あるいは改善するための方法について紹介します。

なぜ目元はシミができやすいのか

まずは、「なぜ目元にシミができやすいのか」について解説します。

・目の周りの皮膚は薄い

目の周りの皮膚は、顔の中でも特に薄い部分です。そのため、シミの元となるメラニン色素が肌の奥でつくられると透けて見えます。一方で、肌の皮膚が厚いとメラニン色素がつくられても肌の表面に移動するまで目立ちません。

また皮膚が薄い目元は、肌の乾燥を防ぐ皮脂を分泌する皮脂腺が少なく、さらに水分を蓄える肌の層も薄いため非常に乾燥しやすい部分でもあります。従って、皮膚のバリア機能が弱く、紫外線のダメージを受けてシミがつくられやすいのです。

・紫外線が当たりやすい

顔の高い位置にある目元は紫外線が当たりやすい部分です。欧米人と比較して日本人はホリが浅いため目元にシミができやすいと言えます。

・摩擦を受けやすい

「紫外線対策をきちんとしているのに目元にシミが多い」という方は、あなたの習慣付いたクセによってシミがつくられている可能性があります。目元はメイクをしたりクレンジングをしたりして日常的に摩擦を受けています。これらの繰り返される摩擦によって炎症が引き起こされ、シミにつながるのです。

また花粉症といったアレルギーを持っている方は、目をこすったり掻いたりすることが多いと思います。前述した通り、目の周りの皮膚は薄いのでこのような物理的な刺激は皮膚にとって大きな負担になります。

その結果、シミをつくるだけでなく皮膚の構造を壊してシワやたるみを引き起こしてしまいます。

目元のシミの種類

シミの種類は、約20種類存在します。この中で目元のシミの大半は「老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)」と「炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)」のいずれかです。

老人性色素斑

老人性色素斑は「日光性黒子(にっこうせいこくし)」とも呼ばれます。シミの中で最も多く、紫外線によってつくられるシミを示します。

炎症性色素沈着

炎症性色素沈着は、炎症によって生成されるシミを指します。長引く炎症はメラニン細胞を刺激してメラニンをつくるきっかけを与えます。また炎症性色素沈着によってつくられたシミは紫外線の影響で大きく濃くなることがあります。

女性ホルモンのバランスの乱れが起因する「肝斑(かんぱん)」も一般的なシミです。しかし、頬に左右対称にできることが多く、目元のシミには少ないと考えられます。また、目の下全体にシミが広がっているように見える場合、クマの可能性もあります。

まずは目元のシミの種類や原因を考えてみましょう。

目元のシミ対策とは?

それでは目元のシミ対策について見ていきましょう。

アイメイクはできるだけ薄くする

恐らくメイクの中で最も力を入れる部分がアイメイクでしょう。マスカラでまつ毛長くみせたり、アイシャドウで目元を立体的にみせたり、アイライナーで目を大きくくっきりみせたりすることが可能です。アイメイクによって顔の印象は大きく変わります。

しかし、濃い色のアイシャドウを塗り、ウォータープルーフのマスカラ・アイライナーなどを使用している場合、きれいに落とすためにはクレンジング剤で強くこする必要があります。

毎日強い摩擦を与えていると炎症性色素沈着のシミができてしまいます。

炎症性色素沈着を防ぐにはアイメイクをできるだけ薄くするように心がけましょう。薄いメイクは皮膚への刺激を減らすことができます。基準は「クレンジング剤を使わなくてもメイクを落とせること」です。

薄い色のアイシャドウを使い、マスカラとアイライナーはお湯でオフできるものにしましょう。そうすれば、クレンジング剤を用いなくても洗顔フォームだけでメイクを落とすことが可能です。

泡で包み込みながら洗うことで、極力肌への摩擦を減らすことができます。クレンジング剤は肌にとって良いものではありません。従ってクレンジング剤を使わないようにメイクをすることは「美しい素肌への近道」とも言えるのです。

目元の保湿をしっかりする

前述した通り目元の皮膚は薄く、乾燥しやすい部分です。紫外線や物理的な刺激によるダメージを防ぐためにも保湿は重要です。

わざわざアイクリームを購入する必要はありませんが、化粧水・乳液・クリームを塗布する際に目元には多めにつけるようにしましょう。

例えば顔全体にクリームを塗った後、両目の目元にこのくらいの量を更に塗り足しましょう。

少しベタつきが気になるかもしれませんが、目の周りは乾燥しやすくシワもできやすいのでしっかり保湿してエイジングサインを予防する必要があります。

目の下だけでなく、目尻にも塗布するようにしましょう。

化粧水をたっぷり含ませたコットンを目の下に当てて目元のパックをするのもお勧めです。

美白化粧品を用いる

目の周りのシミを改善あるいはこれ以上増やさないために美白化粧品を使いましょう。

老人性色素斑には、「ビタミンC誘導体」「トラネキサム酸」「コウジ酸」「アルブチン」といった美白有効成分(国が効果を認めた成分)が配合されている美白化粧品を用いましょう。

また炎症性色素沈着には、美白有効成分に加えて炎症を抑える効果のある有効成分「グリチルリチン酸誘導体」や「アラントイン」などが配合されているスキンケア用品を使用しましょう。

サングラスを使用する

紫外線によるダメージを効率よく防ぐのにサングラスは有効なアイテムです。特に日常的に車の運転をする方は、目が多くの紫外線を浴びることになるのでサングラスを車の中に置いておくようにしましょう。

サングラスを選ぶ際は「紫外線透過率が0.1%以下」のものを選ぶようにしましょう。「紫外線透過率」とは「紫外線をどれだけ通すか」という割合のことです。

つまり、「紫外線透過率が0.1%以下」ということは99.9%の紫外線をカットできるということになります。日焼け止めを塗ってサングラスをかければ十分な紫外線対策になります。

またサングラスには目の周りのシミを防ぐだけでなく、「顔全体のシミ予防」「眼病予防」の効果もあります。

・顔全体のシミ予防

紫外線が目に当たると肌全体が日焼けするのをご存知でしょうか。これは、目が紫外線を吸収すると脳に伝わり「メラニンをつくれ」という指令が出されるからです。つまり、いくら顔に日焼け止めを塗っていても目が紫外線を吸収してしまうとメラニンはつくられてしまうのです。

従って、サングラスをかけて目に入る紫外線をカットすることは目元を含め顔全体のシミ予防につながります。

・眼病予防

サングラスには「白内障(はくないしょう)」や「角膜炎(かくまくえん)」などの眼病を予防する効果があります。

白内障とは、目のレンズである水晶体が白く濁り見えにくくなる病気です。白内障は加齢によって発症するものがほとんどですが、紫外線の影響も大きいと言われています。

また角膜炎とは、紫外線や異物によって目の表面の角膜部分が炎症を引き起こす病気です。

白内障も角膜炎もサングラスを使用することで予防することができます。

瞳がきれいであることは美容の大前提です。サングラスを使用してきれいな瞳をキープしましょう。

目元のシミにやってはいけないこと

ここでは目元のシミに対して、してはいけないことについて挙げていきます。

目の周りはピーリングをしてはいけない

ピーリングとは、酸や物理的な刺激を与えて肌の生まれ変わりを高めるスキンケアのことです。ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が乱れている肌にピーリングを行うと肌がきれいになります。特に、炎症性色素沈着のシミに対してピーリングは有効と言われています。

「それなら目の周りのシミもピーリングでケアしよう」などと思いつく方もいらっしゃるかもしれませんが逆効果です。前述した通り、目の周りの皮膚は非常に薄く繊細なため、肌に負担のかかるピーリングを行うと赤く炎症を引き起こし肌の構造を壊す可能性があります。

炎症を長引かせるとシミにつながります。また肌の構造が壊れるとシワやたるみにつながります。

ピーリングをする際は目の周りを避けるようにしましょう。

こすらない

洗顔後やお風呂上りに顔を拭く時にタオルで強くこすっていませんか。また、クレンジングの時は優しく肌に触れていますか。強くこするような習慣がクセ付いていると炎症性色素沈着によるシミが生成しやすくなります。

顔をタオルで拭く時はコットン100%やガーゼ素材のタオルで優しく触れるようにしましょう。クレンジングの時は力ごなしに落とそうとせずにクレンジング剤をメイクによくなじませることが大切です。

かかない

花粉症やアレルギー体質の方は目をかくことが多いと思います。かゆいとつい力強くかきたくなりますが極力目の周りを素手で触るのは止めましょう。手から目に雑菌が入ってさらに炎症を悪化させてしまうからです。

また、かくことで炎症性色素沈着のシミをつくってしまったり、肌の層が壊れてシワやたるみができたりします。

さらに、注意しないといけないのが「目薬による肌荒れ」です。目薬と肌荒れは一見何も関係ないように思えますが、実は目薬が肌につくことで炎症を引き起こすことがあります。

あなたは点眼の際、目から溢れた目薬をきちんと拭いているでしょうか。多くの目薬には「塩化ベンザルコニウム」という強い殺菌成分が配合されています。塩化ベンザルコニウムはアレルギー性皮膚炎の原因物質と言われています。

従って肌についた目薬をそのままにしておくと、かゆくなったり赤く炎症を引き起こしたりします。

目薬だけではなく、コンタクトレンズの保存液や洗浄液にも防腐剤が配合されているため同様の注意が必要です。

急に目の周りが炎症を起こしたり、かぶれたり、かゆくなったりした場合は目薬やコンタクトレンズ液の配合成分や使い方に原因があるかもしれません。メイク用品やスキンケア用品だけでなく、このようなアイケアアイテムにも注意しましょう。

目の周りのシミを一瞬で消すメイク法

シミは一晩で消えるものではありません。しかしメイクを上手く施すことで瞬時にシミを消すことは可能です。ここでは「コンシーラーを使った方法」と「目の下に涙袋をつくってカバーする方法」について紹介します。

目の周りのシミをコンシーラーで消す

コンシーラーには液体タイプ・固形タイプがあります。目の周りなど皮膚が薄い部分には、伸びがよく柔らかい部分にフィットしやすい液体タイプのコンシーラーが向いています。

特に筆ペンタイプのコンシーラーは使いやすく初心者向けです。

コンシーラーを使ってシミを消す時のポイントは、「シミより2まわりくらい大きく塗布すること」です。その後、シミには触れないようにコンシーラーをのせた外側と肌の境目の部分を指先でたたいてなじませます。

この時、決して力を入れ過ぎないように気をつけてください。

リキッドファンデーションを使用している方はリキッドファンデーションを塗った後、パウダーファンデーションを使用している方はその前にコンシーラーを使って目元のシミをカバーするようにしましょう。

目の下のシミには涙袋をつくってカバー

「涙袋」とは目の周りにあるリング状に広がる筋肉の膨らみです。涙袋は笑うときに力が入るため盛り上がります。そのため涙袋は笑顔の象徴でもあり、涙袋がぷっくり膨らんでいる人は魅力的に見えます。

上のイラストを見てください。全く同じ目が2つ並んでいますが、右の涙袋がある目の方が微笑んでいるような優しい印象を受けるのではないでしょうか。

涙袋は生まれつき発達している人とそうでない人がいます。しかし、ちょっとしたメイクのテクニックで涙袋をつくることが可能です。さらに、涙袋をつくることで目の下のシミを目立たなくすることができます。

メイクで涙袋をつくるには「肌色よりも明るめのアイシャドウ」と「肌色よりも少し暗めのアイシャドウ」さえあればできます。

まずは図の水色の部分に肌色よりも明るめのアイシャドウを入れます。ハイライト効果のあるシャンパンゴールドなどを選ぶと良いでしょう。

次に図の水色部分に肌色より少し暗めのブラウン系のアイシャドウを塗りましょう。この部分は影になるところです。シミがある人はシミの色を上手く活かしてみると良いでしょう。

涙袋は位置や色を間違えるとクマや目のたるみに映ってしまうことがあります。何度か練習してから普段のメイクに取り入れてみましょう。

まとめ

目元の印象は若々しく見せるために重要です。美しく見せるためにも目の周りのシミをつくってしまう習慣づいたクセを止めるようにしましょう。目元を頻繁に触ったり、かいたり、力強くこすったりしないように意識しましょう。

また、紫外線対策や美白化粧品を用いて新たなシミが生成しないように防ぐことも大切です。

シミをカバーするメイクにも是非チャレンジして、魅力的な目元を目指してください。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い