あなたの肌にあるシミは、何が原因でできたものか思い当たることはありますか。資生堂が行ったある調査によると、肌のシミをつくる原因となった過去の行動の第一位は「旅行」です。

普段は美白を心がけている女性でも、リゾート地に旅行するとその場の雰囲気に溶け込むあまり、日焼けやシミのことを忘れて楽しむことに夢中になった経験があるのではないでしょうか。

特に小さい子どもがいたり、友達とはしゃぐことに夢中になっていたりすると、帰ってから自分の顔を鏡で見て唖然とすることもあるでしょう。しかし肌がこんがり日焼けしてからでは遅いのです。

もちろん、「肌を絶対焼かないならリゾート地に行かなければいい」という選択肢もあります。旅行が好きでない方はそれでかまいませんが、シミができることを恐れて南国へ行くことを諦めたり、海に入ることをためらったりするのはもったいないことです。

リゾート地で太陽をたくさん浴びても、正しい紫外線対策とその後の美白ケアをきちんと行っていればシミを防ぐことは可能です。

今回は「旅行の時に気をつけるべき、紫外線対策とアフターケア」について詳しく説明していきます。

旅行がきっかけでシミをつくってしまう女性が多数!

2017年に、資生堂が30~49歳の女性400名を対象として「肌のシミと思い出に関する意識調査」を実施しました。

その中で、「シミのきっかけとなった過去の行動・経験について思い当たることは何か」という問いに対して「旅行で強い日差しを浴びた」と回答した女性が半数近く(48%)にのぼることが示されました。

日頃の紫外線対策をきちんとしていても「1週間のリゾート旅行」「1日の海水浴」によって肌が大きなダメージを受け、シミをつくりだす可能性は十分にあります。

せっかくの楽しい思い出の旅行が、日焼けしたことによってブルーな気持ちになっていては意味がありません。旅行を楽しい思い出にするためにも正しい紫外線対策を心がけましょう。

旅行中はなぜ日焼けしやすいのか

そもそも旅行中になぜ日焼けしてしまうのでしょうか。その理由を以下に挙げました。

紫外線を浴びる時間が長いため

旅行で屋内に閉じこもることは稀なのではないでしょうか。ドライブや海水浴・ゴルフを楽しんだり、オープンカフェでおしゃべりしたりと外にいる時間が圧倒的に長くなります。

あなたは肌がどのくらいで日焼けするのかご存知でしょうか。一般的に、肌が赤くなるまでの時間は「20分」と言われています。しかし後に理由を説明しますが、海やプールなどでは20分よりも短い時間で日焼けします。

「肌が赤い」という状態は、炎症を起こしている状態です。その時点ではシミはできていません。紫外線を浴びて12~24時間後に肌の奥でメラニン細胞(シミの元となるメラニン色素を産生する細胞)からメラニンがつくられます。

つまり、たった20分で日焼けが開始しますが、仮に紫外線を浴びてしまったとしても24時間以内にきちんと対処すればシミにならない可能性が高いのです。

紫外線対策をおろそかにするから

普段であれば日焼け止めを日中塗り直したりしますが、旅行中は他のことで頭がいっぱいになり、つい紫外線対策をおろそかにしてしまいがちです。屋外レジャーを楽しむのはいいことですが、紫外線対策を怠ると日焼けしてシミが出来てしまいます。

紫外線が強い地域に行くから

「南国」「リゾート地」と呼ばれるエリアは赤道が近く、紫外線が日本よりも強くなります。特に紫外線の強い国として有名なオーストラリアは日本の5倍以上の紫外線量が、グアムやハワイも数倍の紫外線量があると言われています。

日本国内でも沖縄県は本土より紫外線が強い地域です。このようなエリアに旅行する場合は紫外線対策を入念に行いましょう。

また、「リゾート地じゃないから安心」というわけではありません。も注意が必要です。標高が高くなるにつれて、太陽との距離が近くなるため紫外線量は強くなります。「涼しい高原に行くから大丈夫」と油断していたら、日焼けで真っ黒になってしまうでしょう。

あなたが行く旅行先の気温や天気だけでなく、紫外線量についても事前に確認すると良いでしょう。

紫外線が強い場所にいるから

海やプールは紫外線の強い場所です。なぜなら周りに紫外線を遮るものがないこと、水や白い砂浜が太陽光を反射することによって体に降り注ぐ紫外線量が強くなるからです。

ホテルのプールの場合、建物によって少しは紫外線が遮られているかもしれませんが、海やビーチは障害物がないため紫外線が肌を直撃します。ビーチやプールサイドも同様の理由で紫外線が強い場所です。

また、水に浸かると日焼け止めは落ちやすくなります。たとえウォータープルーフ(水をはじくタイプ)の日焼け止めを使用していたとしても、プールや海で泳ぐ場合は日焼け止めをこまめに塗り直しましょう。

旅行に持っていくべき持ち物

いつもより紫外線を浴びる時間の長い旅行には、何が必要なのでしょうか。紫外線対策・シミの対策のために必要な持ち物リストを挙げました。

・紫外線対策グッズ

日焼け止め・帽子・サングラスは必須アイテムです。特に日焼け止めはなるべく新しいものを使うようにしましょう。開封して1年以上経過している日焼け止めや「数年前に購入した日焼け止め」は使わない方が良いです。

なぜなら日焼け止めは日々改良されており、機能性・使用感共に向上しているからです。また、日焼け止めは体用にスプレータイプのものを持っていくことをお勧めします。スプレータイプだと手軽にいつでも塗布できます。

ただし飛行機の場合、手荷物にスプレータイプの日焼け止めを入れると手荷物検査で没収されてしまうので気をつけてください。

また、帽子はつばが広く、コンパクトに折りたためるタイプのものが便利です。

一方で海外に行く場合、日傘は邪魔になるだけなので持っていかない方が良いです。日本では日差しを遮るのに日傘が役に立ちますが、海外では日傘を差す習慣はありません。

私も何度か持って行ったことがありますが、結局「日傘を差したら、周りから浮いてしまう」という理由で使いませんでした。荷物になるだけなので要らないでしょう。混雑している場所で日傘を差していると嫌がられますし、「何かひどい病気にかかっているのか」と思われてしまうでしょう。

・ラッシュガード

「ラッシュガード」とは、「UVカット効果・伸縮性・速乾性に優れた素材でできたマリンスポーツ用のウェア」のことです。ラッシュガードを着てそのまま泳ぐことも、洋服のように着ることもできます。

また、濡れた水着の上に着ても水が浸透しにくくなっています。一枚持っていると非常に便利なアイテムです。

ラッシュガードはフード付きのものがお勧めです。私は丈が長く、袖が手先までカバーするラッシュガードを使用しています。

・ウェットティッシュ

旅行の時にウェットティッシュがあると、何かと便利です。そして日焼け止めの塗り直しをする際にもウェットティッシュは必須です。海で泳いだ直後に日焼け止めを塗り直すことに抵抗を感じることはありませんか。

ビーチやプールサイドには手を洗える場所は少なく、「手を洗ってから日焼け止めを塗ろう」としてしまいがちです。このように後回しにしてしまうと日焼けしてしまいます。

ウェットティッシュでサッと手を拭いて日焼け止めを塗り直しましょう。

・シートマスク(個包装)

ホテルは空気が乾燥しています。また、その日に浴びた紫外線のダメージから早く肌を回復させるためにもシートマスクを使って肌を保湿しましょう。旅行中はこのような個包装になったシートマスクがあると便利です。

毎晩シートマスクでパックすることをお勧めします。

・マスク

マスクは飛行機に乗って旅行する際に必須です。長時間のフライトでは化粧を落としてスッピンで飛行機に搭乗する方も多いのではないでしょうか。しかし、前述した通り標高が高くなるにつれて太陽からの距離が近くなり紫外線も強くなります。

そのため、飛行機の中であっても紫外線は降り注いでいるのです。多くのパイロットがこんがり日焼けしているのは強い紫外線を長時間浴びているからです。

窓側の席に座った場合は機内の窓のシェードを必ず閉めて、日焼け止めを塗っておくことをお勧めします。

特に機内には、紫外線UVAが降り注いでいるのでPA(Protection grade of UVA)値の高いもの(++++)を選びましょう。そして、マスクをして少しでも紫外線を遮断すべきです。また、マスクは「肌の乾燥を防ぐ」という意味でも役に立ちます。

機内持ち込み荷物に何枚か入れておくと良いでしょう。

・濡れてもいいキャップ帽

キャップ帽はプールや海に入る時にあると便利です。顔だけでなく頭皮や髪を紫外線から守るために使います。

本気で泳ぐ場合は別として、恐らく水中に頭まで漬けることは少ないのではないでしょうか。使わなくなったキャップ帽を持っていくと海にもプールにも気兼ねなくかぶったまま入ることができます。

「水着にキャップ帽を被るのはおかしくないか……?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、海外セレブも水着にキャップ帽をかぶった姿をキャッチされています。ストローハット(麦藁帽子)の方がオシャレかもしれませんが風で飛ばされるリスクがあります。

その点、キャップ帽だと頭にピッタリ固定されるので風で飛ばされる心配はありません。

・スキンケア用品

スキンケア用品は、できれば「美白用」と「ノーマルなタイプ」のものを両方持って行くことをお勧めします。日焼けして肌が炎症した場合、美白化粧品は使えないからです。肌が赤くなっている間は、なるべくシンプルな成分のスキンケア用品を使うようにしましょう。

そして肌が赤くなっていない場合は美白化粧品を用いてケアしましょう。前述した通り、シミの元になるメラニンがつくり出されるのは紫外線を浴びてから12~24時間以内です。

表面上は何も起きていないように見えてもシミの元となるメラニンは肌の奥で産生されているのです。従って紫外線をたくさん浴びた日の夜は美白化粧品を使ってメラニンの産生を抑える必要があります。

美白有効成分(国が効果を認めた成分)には、「メラニンがつくりだされるのを抑制する有効成分(アルブチン・トラネキサム酸・コウジ酸・エラグ酸など)」と「既につくられたメラニンに働きかける有効成分(ビタミンC誘導体・プラセンタエキスなど)」の大きく2タイプが存在します。

旅行中はシミを予防するアルブチン・トラネキサム酸・コウジ酸・エラグ酸を有効成分とした美白化粧品を用いてケアしましょう。

また、旅行の時は「お試しセット」を持っていくと、かさばらないため便利です。また、洗顔フォームやクレンジングまでセットされているものもあるので旅行の準備が楽になります。

・サプリメント

体の内側から日焼け対策を行うことも重要です。「家にいるときは毎日サプリメントを摂取している」という方でも、旅行中は飲まない方も多いのではないでしょうか。紫外線をたくさん浴びる旅行中こそサプリメントを摂取すべきです。

特に、ビタミンC(シミの生成を防ぐ)・ビタミンB群(肌荒れを防ぐ)・L-システイン(ビタミンCの働きを高める)は摂っておいた方が良いでしょう。

それでも日焼けしてしまった場合は……

入念な紫外線対策を行っていたにも関わらず日焼けしてしまった場合は、まず肌を冷やしましょう。肌に熱がこもったまま放置すると、肌の奥でメラニンの産生がさらに促進されてしまいます。日焼けは肌が軽度の火傷をしている状態です。とにかく炎症を鎮めましょう。

シートマスクがある場合は冷蔵庫で冷やして使うと良いでしょう。また、タオルに氷を入れて肌のほてっている部分をクールダウンするのも方法のひとつです。

痛みやヒリヒリした感覚がある場合は、スキンケアはお休みしましょう。

冬の旅行も油断は禁物!

寒い場所への旅行になると「日焼け止めは要らないか……」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、紫外線対策は必須です。特にスキーやスノーボードなど、白い雪に囲まれた場所では紫外線が反射されて肌に吸収されやすくなります。

冬の旅行のときも、特に雪のある地域に出かける場合は入念に紫外線対策を行いましょう。

まとめ

紫外線の強いエリアへの旅行では日焼けやシミが心配になりますが、きちんと対策を行えば白い肌をキープすることも、シミができるのを防ぐことも可能です。

旅行中は屋外で楽しみつつも、紫外線対策・スキンケアを怠らないようにしましょう。旅行中はメラニンの生成を抑制する美白化粧品を使用して、シミができるのを防ぎましょう。

もしも「日焼けして肌の色がトーンダウンした」、あるいは「シミができてしまった」という場合は、「ビタミンC誘導体」「プラセンタエキス」を美白有効成分としたスキンケア用品を早期に使用することをお勧めします。


美白で失敗しない化粧品の選び方とは

シミやそばかすを退け、美しい美肌を目指すときに美白化粧品は欠かせません。化粧品に含まれる美白成分を活用することで、ようやく美しい肌を手にすることができます。

もちろん、このときは紫外線対策や生活習慣の改善も必要です。ただ、生活面での対策をすれば問題ないのかというと、それでは不十分です。美白化粧品を活用して、適切な美白対策をしなければいけません。

例えば、病気のときは「体の自然治癒力」に頼るだけでは不十分であり、薬によって症状を抑えることでようやく改善していきます。これと同じように、美白になるように化粧品によって補佐する必要があります。

ただ、美白化粧品は世の中にたくさん存在します。ただ、人によって肌質は大きく異なるため、適した化粧品はそれぞれ違います。そこで、どのような美白化粧品が良いのか厳選して掲載しました。化粧品選びでの失敗を避け、効果的な美白を実現させましょう。

オススメの美白化粧品と特徴の違い